2016年7月より放送されたTVアニメ『orange』の映画化が決定。『orange -未来-』となって、2016年11月18日(金)より2週間限定で全国公開されることが明らかとなった。

あわせて公開された映画キービジュアルでは、晴れた冬空の下、物語の舞台・長野県松本市に実在する「あがたの森公園」のベンチに腰掛ける主人公の菜穂と菜穂へ想いを寄せる翔、そしてその二人を見守る須和が描かれている。キャッチコピーは「あの日から、この未来を二人に見せたかった――。」と須和の複雑な想いの先にあるストレートな願いを表現したもので、さらに特報映像も公開され、手紙の入ったビンが海に漂うシーンなど、これまでの『orange』にはない場面も登場し、期待が高まる内容になっている。

映画『orange -未来-』は菜穂に想いを寄せながらも友人・翔との恋愛を応援し続ける須和の視点から語られる物語。原作者・高野苺氏による描き下ろしの新作エピソードとTVアニメの名シーンを重ねて紡ぐ、原作でも、これまでの映像化でも決して触れられなかった〈物語のその後〉が描かれる。また、本作の主題歌がコブクロの「未来」に決定。ここでは、原作者・高野苺氏と、コブクロの2人から寄せられたコメントを紹介しよう。

■原作者・高野苺氏のコメント
TVアニメが終わってしまう寂しさから、またこうして映画でもう一話観られることがとても嬉しいです。今回描き下ろしたこのお話は、元々連載第1話の時に考えていた最終話のエピソードでしたが、須和目線で描きたかったので、最終話では描かずにしまっていたものでした。
この話は26歳の須和達が見れなかった未来で、手紙が届いた菜穂達の未来は、26歳の須和にとっても新しい未来であること、そして主題歌「未来」を聴きながら描いていたのですが、歌詞が、翔と菜穂を見守る須和の姿と重なり、すごくぴったりだと改めて思い、サブタイトルは「未来」しかないと思いました。それぞれが、好きな人を大切にしてできあがった「未来」を観てください。
映画、楽しみです!

■コブクロのコメント
「orange」という作品に出逢い「未来」という楽曲が出来て、はや一年が経ちました。そして今、新たな「orange」のその先に、新たな物語の枝葉が生まれようとしています。映画のサブタイトルに「未来」という言葉が入り、作品と楽曲がまた強く結ばれました。「orange」の主人公は、登場人物全員だと思います。
誰の目線からも見えている、切なくとも、優しい世界が「orange」の魅力です。最後には、映画を見たその人自身が、物語の「主人公」になれるよう楽曲「未来」で、映画を彩れたらと思います。上映を楽しみにしています。

映画『orange -未来-』特報


映画『orange -未来-』は、2016年11月18日(金)より2週間限定で全国公開予定。各詳細は映画公式サイトにて。

(C)高野苺・双葉社/orange製作委員会