Q.私用の銀行口座はいくつ持っていますか?

都市銀行、地方銀行、ネット銀行、店舗型の銀行、ゆうちょなど、自分の資金を預ける先である銀行はそれぞれに特徴やサービスが異なる。今回はマイナビニュース会員のうち男女302名に、銀行口座をいくつ持っているか、またどのように使い分けているかについて尋ねた。

Q.私用の銀行口座はいくつ持っていますか?

1位 3口 28.8%
2位 2口 27.5%
3位 5口以上 20.2%
4位 1口 14.6%
5位 4口 8.3%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)複数の銀行口座をどのように使い分けていますか? (1口の人は)主にどのように使っていますか?

■3口
・「給与用、貯金用、投資用」(34歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「給料の振込口座と、生活費の引き落とし口座と貯蓄用の3つに分けている」(35歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「ヘソクリの口座と家のローンの口座と給料の振込口座」(57歳男性/専門商社/営業関連)
・「ゆうちょは通帳があるので、個人用と家族で共有している。ネット銀行は家族から見られることはないので、ネットショッピングの決済に使用」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「銀行ごとの振込手数料等を考慮して使い分ける」(33歳男性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)

■2口
・「メインバンクとサブバンク」(44歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「給料の振り込みや経費の引き落としなど日常的に使う口座と、いざというときに使う貯蓄用の口座、二つ使い分けている」(38歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「会社用と個人用に分けてます」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「ローン用とそれ以外」(47歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「給料振込や支払の生活口座と、全国どこでも引き出せる非常用のゆうちょ口座」(45歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)

■5口以上
・「給与振り込み用、ローン返済用、貯金用、定期預金用、いつも使う口座用」(42歳男性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「メインバンク、公共料金、子ども関係、定期預金など」(48歳男性/通信関連/営業関連)
・「リスク分散。定期預金、外貨預金、生活口座等で分けている!」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ゆうちょ、都市銀行は給与振り込み、カード引き落としに利用。ネット銀行はネット購入品の振り込み、証券口座との連携で使っている」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「当座のもので最高金利のものに極力集中、引き落としや振り込みに特典がある場合は関連口座で当該取引」(43歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「ネットオークション用、受取口座が多い方が有利なので」(46歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■1口
・「給与受け取り」(23歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「貯金に使っている」(28歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「クレジットカードの口座引き落とし用」(38歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「給料の振り込み、公共料金やローンの引き落とし」(42歳男性/食品/その他技術職)
・「給料の振り込み、携帯代の引き落とし等」(42歳女性/医療・福祉・介護サービス/その他技術職)

■4口
・「給与振り込み、貯蓄、カード引き落としで分けている」(34歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「公共料金用と家賃代用と投資信託用や定期預金等と日常利用する口座とに分けて使用している」(58歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「ネット関連専門や実店舗専門の支払いに区分している」(45歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「自分自身の口座と夫婦の口座と定期貯金用の口座と給料振り込み用の口座で使い分けている」(35歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「給与振り込み、ネット決済、キャンペーンが豊富な銀行に使い分けています」(36歳男性/文具・事務機器関連/技能工・運輸・設備関連)

■総評
銀行口座の数、「3口」「2口」という回答がほぼ同率で多く、この2つの選択肢で半数以上を占めた。3位は「5口以上」で20.2%いた。

どんなふうに複数の銀行口座を利用しているのか、内訳としては、給与振り込みなど収入の受け皿となるメインバンクが1つ、それ以外は「引き落とし用」「振り込み用」「貯蓄・投資用」などと、それぞれ用途や目的別に使い分けている人が多かった。金利や引き落とし手数料、振込手数料なども考慮に入れて選んでいるようだ。家族共用の口座とは別に個人用・へそくり用としてネットバンクを利用する人、貯蓄用に定期預金口座をもつ人も目立った。

「2口」の人はシンプルに「使う用」と「貯める用」と大きく分けていた。「5口」の回答では、ペイオフ対策のためか「リスク分散」というキーワードが散見された。その都度、最も金利のいい銀行に集中して預けて、賢く運用しているようだ。貯金用として2つ口座をもつ場合、「旅行・レジャー用」「いつもの貯金用」などと、短期・長期の目的別に分けている人もいた。参考にしたい。

銀行口座は、数の多い少ないというよりも、口座ごとにはっきりとした目的意識をもっておくことがポイントかもしれない。今まで無自覚だった人は、「できるだけ手をつけずに貯める用」の口座を決めるところから始めてみてはいかがだろうか。

調査時期: 2016年8月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性222名 女性80名 合計302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート