エアバスは現地時間の9月23日、トゥールーズ工場にてA350-1000試験飛行2号機をロールアウトしたことを発表した。同機には高度な複合技術から着想を得たカーボンファイバー風のデザインに仕上げられている。

トゥールーズ工場からロールアウトしたA350-1000試験飛行2号機

A350-1000試験飛行2号機は今後、客室を完備した状態で型式証明を取得するテスト飛行を実施。客室や空調のシステム試験を行い、2017年から長時間飛行や路線実証(ルートプルービングテスト)飛行等を行う予定となっている。

A350-1000はA350 XWBファミリーの中で最長となる約74m。座席数はメーカー標準仕様で3クラス366席で、航続距離は約8,000海里、エンジンはロールス・ロイス製トレントXWB-97を搭載する。なお、2016年7月下旬にロールアウトしたA350-1000試験飛行初号機は、2016年後半に初飛行を実施。初号機の引き渡しは2017年半ばを予定している。