Q.あなたは残業をしたいと思いますか?

会社務めをしているなら避けては通れないのが「残業」。本当は定時で帰りたいけど、なかなかそうもいかない……という人もきっと多いのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち男女301名に「あなたは残業をしたいと思いますか?」と質問してみた。

Q.あなたは残業をしたいと思いますか?

はい 23.6%
いいえ 76.4%

Q.その理由を教えてください

「はい」を選んだ人の意見

■もっと稼ぎたい
・「カネになる」(54歳女性/フードビジネス/その他・専業主婦等)
・「少しでも稼げるなら」(36歳女性/フードビジネス(総合)/販売・サービス関連)
・「月10時間くらいなら苦にならず、残業代がもらえるから」(39歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

■基本給だけでは生活できない
・「基本給が安いから」(54歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「残業漬けは嫌だが、生活費の関係である程度はしたい」(38歳男性/専門店(自動車関連)/事務・企画・経営関連)
・「残業しないと生活ができないから」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■やるべき仕事があるから
・「家に仕事を持ち込みたくない」(48歳男性/教育/公共サービス関連)
・「今日の仕事は今日のうちに!」(37歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「仕事がある以上やるべきと思う」(55歳男性/不動産/営業関連)

■自分のペースで仕事ができる
・「自分のペースを持てる時間だから」(49歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「自分のペースでやりたいから」(49歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「残業ばかりではつらいですが、残業すると人が少ない分、落ち着いて仕事に励めることがあるので時には必要かと思います」(42歳男性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)

■その他
・「帰っても居場所がない」(53歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
・「今まで残業を苦に思ったこともないから」(46歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「社会にとって必要ならば進んで、『会社にとって』だったら気が進みませんね」(53歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

「いいえ」を選んだ人の意見

■プライベートを大切にしたい
・「自分の時間を大切にしたい、そのために残業をしないでいいように全力で働いている」(43歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「昔は随分残業をしたが、もう少し自分の時間を大切にすべきだった」(61歳男性/投資信託委託・投資顧問/専門職関連)
・「プライベートに使える時間を削りたくない」(65歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■残業代が出ないから
・「サービス残業が多すぎるから」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「残業しても給料が増えない」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「残業代が付かないから」(36歳男性/食品/販売・サービス関連)

■心身に悪影響を及ぼすから
・「残業続きならメンタルにくるので嫌です」(40歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「疲れる。それで次の日会社に来られないとなったら本末転倒」(42歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「既に2時間残業前提の会社に勤めているので、朝がつらいし集中力が低下します。自分の時間がなくなるのはつらいです」(24歳女性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

■時間内に終わらせるべき
・「時間内に終わらせれば良いだけです」(30歳男性/専門店/クリエイティブ関連)
・「時間内に作業を終わらせることはできるし、残業することが評価されるのはおかしい」(52歳男性/教育/専門サービス関連)
・「残業しなければならない状況になる前に手を打つべき」(57歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)

■家族と時間を過ごしたいから
・「家族と過ごす時間に充てたい」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「家族の時間を大事にしたいから」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「定時外は家族との時間にしたいから」(44歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)

■その他
・「残業で効率的に仕事ができると思えないから」(32歳女性/クレジット・信販/販売・サービス関連)
・「自分の勤務している会社は基本的に残業禁止」(45歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「1時間くらいならいいが毎日何時間もあるとうんざりする」(29歳男性/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
・「そんなにヒマじゃないから、自分の大切な人生の一部を残業なんかに費やしたくない、サッサとやることやって一刻も早く帰りたい」(34歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)

■総評

「あなたは残業をしたいと思いますか?」という問いに対し、「いいえ」と回答した人が7割を超えた。理由としては「趣味の時間が大事」「自分の時間も持ちたい」といった回答が寄せられており、残業よりプライベートな時間を充実させたいと考えている人が多くいることが分かった。

女性からは「子供がいるので早く帰りたい」「夕食の支度がある」「帰ってから夕御飯の支度や家事にバタバタ追われたくない」といった回答が寄せられた。仕事をしながら家事をこなすのは大変なこと。一刻も早く仕事を終わらせ家に帰りたい、と思うのも当然かもしれない。

また、「残業代が出ない」ことも理由として多くあがっていた。「残業代がきちんと支払われるなら頑張ってもいいが、1円も払ってくれないので残業するだけバカバカしい」といった不満の声が寄せられていたが、サービス残業が常態化している会社も少なくないようだ。

一方「残業したい」と回答した人は23.6%で、その理由として最も多かったのは「残業代が欲しいから」だった。収入を増やすために少しでも残業代を稼ぎたいそう。「基本給が低く、残業代がないと生活ができない」という切実な問題もあるようだった。また他にも、「自宅に早く帰ってもやることがない」「仕事が好きだから」「自分自身のスキルになるから」といった理由が寄せられていた。

残業に対する考え方は人それぞれだが、あなたはどちらの意見に賛同するだろうか。

調査時期: 2016年9月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女301名
調査方法: インターネットログイン式アンケート