インターネットで調べ物をしたり、漫画やコラムを読んだりしている時、ブラウザのタブの片隅に見える小さなアイコンが「ファビコン(Favicon)」です。

サイトの個性を簡潔に表すファビコンですが、実はマイナビニュースのものが最近リニューアルされました。そこで、今回はマイナビニュース読者500人にアンケートを実施。ファビコンの認知度や、新旧デザインの印象について聞いてみました。

Q1:何を使ってマイナビニュースを閲覧していますか?

PC 45.2%
iPhone/iPad 28.4%
Androidタブレット/スマートフォン 26.4%

まず閲覧環境を聞いたところ、約半数がPC、残りはiOSとAndroid環境が半々といった状況でした。スマートフォン環境ではファビコンの表示頻度は低いものの、印象の変化を聞く目的のため、今回はすべての回答者にこの後の質問に回答していただきました。

Q2:PC版マイナビニュースのファビコンが変更されたのですが、気がついていましたか?

はい 22.6%
いいえ 77.4%

今回のアンケートの本題、マイナビニュースのファビコン変更に気がついていたのは全体の3割。ファビコンが表示されないことが多いスマホ環境が台頭してきていることも背景にはありそうですが、ヘアカットと同じで、ちょっとした変更には気がつきにくいのかもしれません。

旧ファビコン

新ファビコン

Q3:変更以前のマイナビニュースのファビコン(以下の画像参照)の印象に一番近いものをひとつチェックしてください

ここからはファビコンから受ける印象について。変更前のファビコンは、媒体のマスコットキャラクター「マイナビベア」の顔を全面にあしらっていました。それもあってか、「かわいい」「親しみやすい」という印象が中心の回答となり、その2つが回答全体の約95%を占めていました。

Q4:変更後の新しいファビコン(以下の画像参照)の印象に一番近いものをひとつチェックしてください

新アイコンは、コーポレートロゴを配置したシンプルなスクエア型のアイコン。これに対しては回答者によって印象がかなりばらつきました。「新しい」、「かっこいい」、「まじめ」といった、旧アイコンにはあまり見られなかった印象が均等に回答された格好になりました。

Q5:ファビコンの変化でサイトの印象は変わりましたか?

はい:49.2%
いいえ:50.8%

総評

マイナビニュースのファビコンの変更について聞いた今回のアンケート。変化に気がついていた人は多くありませんでしたが、ファビコン単体のデザインで見た場合には、かなり印象に差があることが分かりました。

ただ、Q5の回答を見る限り、ファビコンとサイトの印象の相関関係は、あまり強くなかったと言えるでしょう。これはマイナビニュースが多ジャンルをカバーするニュースポータルサイトなので、記事の内容とファビコンの相関を読者があまり意識していない結果なのかもしれません。逆に、単一テーマのブログや特集サイトであれば、ファビコンのデザインによってそのテーマを印象づけるサポートができるかもしれません。

Webデザインにおいては今や常識となっているファビコンの設定。今回一般読者へアンケートを採ったことで、ファビコンの効果や認知について、その一端を知ることができたと言えそうです。

調査時期: 2016年9月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート