Typekit is the easiest way to use real fonts on the web.

WebページやWebアプリケーションのデザインを考える時、どのフォントを使うかということは常に大きな問題だ。フォントによって表現できる内容が異なっており、多種多様な表示を試みようとした場合、異なるウェイト(太さ)のフォントを使い分けたり、複数のフォントを組み合わせたりする必要がある。こうした状況は、近い将来に変わる可能性がある。今後登場することが予想される新しいバージョンのOpenTypeフォントでは、1つのフォントで現在よりも多くの表現ができるようになると見られる。

OpenTypeに追加されるこの機能は「Variable Font(可変フォント)」と呼ばれており、Adobe Systems、Apple、Google、Microsoftらの共同で開発されている。それぞれのベンダーから発表されているが、例えば、Adobe SystemsはTypekitブログで「Variable fonts, a new kind of font for flexible design」としてその内容を伝えている。

OpenTypeのVariable Fontが利用できるようになるには、フォントの開発、それを利用するソフトウェアの開発など、まだやるべきことが多い。すぐに開発現場で対応が必要になるといった類いの技術ではないが、近い将来、現場で利用する技術として普及する可能性がある。