オリンパスは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」を11月下旬に発売する。希望小売価格は税別165,000円。

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

同製品は35mm判換算で50mm相当の標準レンズ。開放F1.2の大口径ながら中心から周辺まで高い解像性能を実現。アウトフォーカス時の色にじみ(軸上色収差)をはじめ、周辺像の色にじみ(倍率色収差)など、あらゆる収差を抑えるのに成功している。また、ピントが合った像の収差だけでなく、ボケ像の収差や形状にも考慮した設計を採用したことで、合焦面から滑らかに変化するボケ味を実現する。静止画・動画それぞれの撮影に最適なAF を実現するために MSC機構を採用。フォーカシングレンズ1枚の駆動においても収差の変動を抑え、解像の高いピント面を素早く正確に捉えられるという。コマ収差を効果的に補正するために、絞り近傍に非球面レンズを配置し、HRレンズを多用。F1.2の明るさと、開放絞りから点を点に写す高い光学性能を両立している。加えて、11箇所の密封シーリングによる防塵防滴機構と耐低温性能を装備する。

レンズ構成は、スーパーEDレンズ3枚、EDレンズ2枚、E-HR(特殊高屈折率)レンズ1枚、HR(高屈折率)レンズ3枚、非球面レンズ1枚の特殊レンズを含む14群19枚。絞り開放値はF1.2。最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.22倍(35mm判換算)となっている。

本体のほか、レンズキャップ「LC-62F」、レンズフード「LH-66B」、レンズケース 「LSC-0811」などが付属。さらに、別売でプロテクトフィルター 「ZUIKO PRF-ZD62 PRO」を用意している(既に販売が始まっており、希望小売価格は税別6,800円)。