厚生労働省は9月16日、2016年の民間主要企業夏季一時金妥結状況を公表した。労使交渉の実情を把握するため、毎年集計しているもの。集計対象は、妥結額などを継続的に把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業374社。

2016年の民間主要企業夏季一時金妥結状況

平均妥結額は84万3,577円で、過去最高の2007年(84万3,779円)に次ぐ、9年ぶりの水準。 前年(83万2,292円)に比べ1万1,285円(1.36%)の増。対前年比は4年連続のプラスとなった。平均要求額は、把握できた289社でみると88万8,263円で、前年に比べ773円の増だった。

産業別にみると前年に比べ、サービスが15.90%、電気・ガスが15.60%増、精密機械が19.23%、鉄鋼が13.43%減だった。