西武鉄道は16日から、「電車内迷惑図絵」と銘打った浮世絵風のポスターによるマナー啓発を開始した。江戸時代風の人物画で車内の迷惑行為を表現し、マナー向上を呼びかける。

西武鉄道が「電車内迷惑図絵」と銘打ったマナーポスターを掲出

普段あまり電車を利用しない観光客の利用が増える秋の行楽シーズンに合わせ、日頃利用者から寄せられる声とアンケート調査の両方で車内迷惑行為の上位に上がる「座席の座り方」をテーマに選定。座席に荷物を置いて寝そべり、本やスマートフォンに夢中になるあまり座席いっぱいにくつろぐ男女の姿と、その光景に眉をひそめる他の乗客の姿を対照的に描いた。

ポスターは駅構内と車内中吊りに掲出するほか、西武鉄道ウェブサイトでも公開。車内映像媒体「Smile ビジョン」では動画による啓発も行う。さらに一部の駅では、沿線の秋の行楽イベントに合わせて西武鉄道の社員がマナー向上の呼びかけとともに啓発グッズを配布するキャンペーンを実施する予定だ。