本田技研工業は16日、東京・青山のホンダ本社にて新型コンパクトミニバン「フリード」「フリード プラス」の発表会を実施した。トーク&デモセッションでは、新CMに出演する蛯原友里さん、チュートリアルの徳井義実さんも登壇した。

ホンダ新型「フリード」「フリード プラス」発表会が都内で行われた

「フリード」は2008年の登場以来、「広さミニバン、サイズコンパクトで、ちょうどいい」をキャッチフレーズに多くのユーザーから支持されたという。今回、先代モデルで好評だった「ちょうどいい」がさらに進化し、「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに「いつでも」「どこでも」「だれでも」用途に応じて思い通りに使えるコンパクトミニバンとして開発。3列シート車「フリード」、2列シート車「フリード プラス」に加えて福祉車両も用意し、16通りのバリエーションで多様なニーズに対応する。

コンパクトミニバン初というハイブリッド4WD車をはじめ、車いす仕様車にもハイブリッドを設定。ハイブリッド車には「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し、27.2km/リットル(JC08モード)の低燃費となり、多人数乗車時の坂道でも力強い走りを実現する。室内空間も広く、多彩なシートアレンジも可能に。「フリード プラス」では荷室を超低床化して使い勝手を向上させ、車中泊もできるフラット空間と床下収納を同時に実現している。

新型「フリード」「フリード プラス」発表会では、蛯原さん、徳井さんがステージ上の車両に乗車。「フリード」の運転席に座った蛯原さんは、「すごい広いですね。眺めも良いし、窓も大きいので運転しやすそう。収納スペースもたくさんあって、女の子がうれしいと思うポイントがたくさんありますね」とコメント。徳井さんは2列目シートに座り、「役員クラスの乗り心地。よしもともフリードを何台か持ってくれたら、移動が楽になるんですけどね~。閉塞感もないし、本当に安らげます」と話していた。

新型「フリード」「フリード プラス」発表会に蛯原友里さん、徳井義実さんが登壇。蛯原さんが運転席に、徳井さんが後部座席に乗車

「フリード プラス」のデモンストレーションでは、徳井さんが車内で横になり、荷室の広さを体感。背の高い荷物も楽に載せられる

続いて「フリード プラス」の車中泊機能のデモンストレーションが行われた。軽量・高強度のユーティリティボードを使ってシートアレンジを行うことで、セミダブルサイズのマットレスが敷けるフラットスペースができ上がり、その下は床下収納として使用できる。「まるでキャンピングカーですね」と徳井さん。ユーティリティボードを敷いた車内に横になり、「ホントに寝れる! 車内とは思えへんなあ」と驚いた様子だった。

床下収納のスペースも広く取られており、「徳井さん、ここも横になれそうですよ(笑)」と蛯原さんに言われ、徳井さんが困惑する場面も。ユーティリティボードを外せば背の高い荷物(ベビーカーなど)を載せることも可能だ。

最後に「フリード」「フリード プラス」の豊富なバリエーションの中からどのモデルを選びたいか聞かれると、「ハイブリッドの4WDが良いですね。パワフルで、雪道も安心ですし。2列か3列かは迷うけど、後輩を乗せることもあるので、3列シート車で」と徳井さん。一方の蛯原さんは、「家族でいろんな所に行きたいし、荷物もがっつり積みたい。3列が気になるけど、2列も捨てがたい……」と話していた。

3列シート車「フリード」は乗車定員6~7名で、ガソリン車「B」「G」「G Honda SENSING」の価格は188万~233万2,200円、ハイブリッド車「HYBRID B」「HYBRID G」「HYBRID G Honda SENSING」「HYBRID EX」の価格は225万6,000~265万6,000円。2列シート車「フリード プラス」は乗車定員5名で、ガソリン車「B」「G」「G Honda SENSING」の価格は190万~235万2,200円、ハイブリッド車「HYBRID B」「HYBRID G」「HYBRID G Honda SENSING」「HYBRID EX」の価格は227万6,000~267万6,000円(価格はすべて税込)となっている。

「フリード」「フリード プラス」ともにガソリン車は1.5リットル直噴DOHC i-VTECエンジン搭載、トランスミッションはCVT、ハイブリッド車のトランスミッションは高出力モーター内臓7速DCT。9月16日発売で、国内の販売計画台数は月間6,000台とされた。

発表会に登壇した蛯原友里さん、徳井義実さん

新型「フリード」「フリード プラス」プレゼンテーション