博報堂は9月14日、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて、ぬいぐるみに装着するボタン型デバイス「Pechat(ペチャット)」の資金を募り始めた。目標額は500,000円だが、9月15日の時点で、3,000,000円以上を集めている。一般発売は12月を予定。価格は税込4,990円となる見込みだ。

Pechat

Pechatは、ぬいぐるみに付けて使うボタン型スピーカーだ。直径4.5cmと、子どもが誤飲しにくい大きさを採用。スマートフォンアプリでセリフを選ぶと読み上げてくれるため、「ぬいぐるみがしゃべっている」ように見せられる。

使用イメージ

アプリでは、入力した文字と音声合成技術により読み上げる「文字でおしゃべり」のほか、吹き込んだ音声をかわいらしい声に変換してしゃべる「声でおしゃべり」や、あらかじめ登録されている200以上のセリフから選んで話す「セリフリスト」も利用可能。さらに、10~20曲の「うたリスト」、10~20話の「おはなしリスト」も用意する。また、子供の声に反応し、自動的に返事をしたり、相手のセリフをおうむ返しにする「おまかせモード」を搭載。ぬいぐるみを介して親子のコミュニケーションを広げられるという。

ぬいぐるみのセリフはスマホアプリから選択可能。歌わせることもできる

サイズは直径4.5cmで、重量は約30g。スマートフォンとは2.4GHz帯での無線接続が可能で、障害物がない環境なら半径10mの範囲で通信できる。電源はリチウムイオン電池を使用した充電式で、最大音量で音声を流し続けた場合約1.2時間の使用が可能。スマートフォンの対応OSはiOS 9.0以降、Android OS 5.0以降となる予定だ。