台湾MSIは14日、Dual Link SLIをサポートした「2-way SLI HB ブリッジ」を発表した。3スロット分のスペースを設けた「2WAY SLI HB BRIDGE M」と4スロット分のスペースを設けた「2WAY SLI HB BRIDGE L」を用意し、どちらも9月15日に発売する。店頭予想価格は「2WAY SLI HB BRIDGE M」が税別3,980円、「2WAY SLI HB BRIDGE L」が税別4,980円。

2WAY SLI HB BRIDGE M。#1-#4スロットにグラフィックスカードを装着

2WAY SLI HB BRIDGE M。#1-#5スロットにグラフィックスカードを装着

GeForce GTX 1080/1070で導入された新しいSLIモードである「SLI HB(High Bandwidth)」に対応。カード間のデュアルリンク接続をサポートするほか、SLIの動作周波数を従来の 400MHzから650MHzに引き上げることにより、マルチGPUのパワーを引き出すという。

MSIの「2-way SLI HB ブリッジ」では、コネクタ部分を金属で補強することで、重量のあるグラフィックスカードでマルチGPUを構築した際に、システムを保護する。「2WAY SLI HB BRIDGE M」は3スロット分、「2WAY SLI HB BRIDGE L」では4スロット分と、カード間のスペースを十分に採ることでエアフローを確保し、GPU Boostを維持する時間を向上させるとしている。

また、ブリッジのっ外装には厚手のメタル外装を採用するとともに、MSI GAMINGドラゴンのロゴをあしらったLEDイルミネーションを備える。ユーティリティの「MSI GAMING APP」からライティング効果などを設定できる。

対応グラフィックスカードは、GeForce GTX 1080/1070を搭載したMSI製グラフィックスカード。GeForce GTX 900シリーズ搭載カードでも利用できるが、その場合はシングルリンク接続のみのサポートとなる。なお、GeForce GTX TITAN / 980 Ti / 980搭載カードは全モデルで「2-way SLI HB ブリッジ」を装着可能だが、GeForce GTX 970搭載カードについてはSLIブリッジの形状からリファレンスモデルのみとなる。

本体サイズはW110×D63×H25mm、重量は96g。

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