ソフトブレーン・フィールドはこのほど、「既婚女性の働き方」に関するアンケート結果を発表した。調査は8月29日~9月4日、30代~40代の既婚女性を対象にインターネットで行われ、962名(平均年齢46歳)の有効回答を得た。

理想の働き方は"個人事業主・フリーランス"

「女性の活躍推進という風潮に対して」

はじめに、「女性の活躍促進」という風潮に対して、既婚女性がどのように感じているのか調べたところ、「(かなり+やや)満足」が47.6%、「(かなり+やや)不満」が52.4%と、不満の方が上回った。

「あなた自身が望む働き方について」

また、どのような働き方を望んでいるのか尋ねたところ、「個人事業主・フリーランス(52.0%)」が1位に。理由として、「子供に手がかかるので、自分で時間の調整ができる仕事が今は理想的」、「下の子がまだ低学年で、留守番が怖いのでバリバリフルでは働きたくないので今は収入が少なくても家族の時間が持てる働き方で満足です」など、子供や家族のことを考えて、より時間に融通のきくスタイルで働きたいというコメントが目立った。

次に多かった働き方は「パートタイマー・アルバイト」で17.2%、次いで「正社員(10.7%)」「派遣社員・契約社員(8.8%)」と続き、専業主婦を希望している人は3.8%という結果に。既婚女性のほとんどが何らかの形で働きたいと考えていることが明らかとなった。

"家庭への影響"を重視した仕事選び

続いて、「仕事を選ぶ上で最も重視していること」を聞いたところ、最も多かった回答は「家庭への影響(43.1%)」となり、次いで、「仕事内容が自分にあっていること(22.9%)」「働く時間や休みが調整できること(20.9%)」と続いた。

「仕事を選ぶ上で最も重視していること(子どもの年齢別)」

また、子どもがいる人に限って見ると、子どもの年齢が10歳未満では「家庭への影響」や「働く時間や休みが調整できること」をより重視する傾向が見られ、一方、「仕事内容が自分に合っていること」を重視する人の比率は、子どもの年齢が上がるに連れて高まる傾向がうかがえた。

3割が「今の働き方を変えたい」と回答

「今後のお仕事意向について」

次に、今後どのような働き方をしたいか尋ねたところ、6割近くの人が「今の働き方を継続したい(59.8%)」と回答。一方、「今の働き方を変えたい(29.1%)」や「今は仕事をしていないが、今後働きたい(8.7%)」という人は、約4割となった。

「どのような働き方をしたいか」

そこで、「今の働き方を変えたい」「今は仕事をしていないが、今後働きたい」と回答した364名を対象に、どのような働き方をしたいか質問したところ、自分で仕事の調整をする「個人事業主・フリーランス」が42.9%を占め、次いで「パートタイマー・アルバイト(26.4%)」「正社員(15.7%)」と続いた。