日本一の刃物の街として知られる岐阜県関市(市長:尾関健治)は9月23日~25日の3日間、「関鍛冶CAFE&あずきBAR」を「THE BROOKLYN CAFE テレビ塔店」(愛知県名古屋市)にて開催する。

コンセプトカフェ「関鍛冶CAFE&あずきBAR」がオープン

同店は、10月8日・9日に開催する「第49回岐阜県関市刃物まつり」への誘客を目的に、日本刀の展示や井村屋の代表商品である「あずきバー」を使った限定メニューを提供するコンセプトカフェ。岐阜県関市は、イギリスのシェフィールド・ドイツのゾーリンゲンと並ぶ世界有数の刃物工業都市。そのルーツは700年以上受け継がれてきた刀鍛冶にあり、今も伝統的な衣装を身を纏った刀匠たちが日本刀鍛錬を行っているという。

今回、コラボレーションを行う井村屋の「あずきバー」は、"固いアイス"として知られている。その商品特性である固さが、「折れず曲がらずよく切れる」が特徴の関市の日本刀と共通していることから、「あずきバーが固いのは関市の刀匠の鍛錬によって鍛えられたから」と、ウィットに富んだジョークが2015年にSNS上で話題となった。

このSNS上での盛り上がりを契機に、井村屋会長による関市長への表敬訪問や、関市内のイベントでの「あずきバー」の無料配布が行われるなど、"固く"良好な関係を構築している。同イベントは、関市が10月8日・9日に開催する「第49回岐阜県関市刃物まつり」をPRすべく企画し、実施に至ったとのこと。

会場内では、刀匠が日本刀鍛錬の際に使用する玉鋼(日本刀の原料となる鉱物)や大槌、「関の孫六」と称される室町後期に関市で活動した刀工「孫六兼元」作の日本刀(関市指定重要文化財)を展示する。さらに、刀匠による銘切りや鞘師(さやし)、研師(とぎし)による技能披露も楽しめる。

刀工「孫六兼元」作の日本刀を展示

また、同イベントならではの取組みとして、「あずきバー」を使用したオリジナルメニューを限定販売。「あずきバー」を1本まるごと使った「あずきバー カルーアAZUKIミルク」(税込486円)や和風テイストの「フローズンあずきバー ~大人の黒蜜きなこ~」(税込519円)、ホットドリンクの「あずきバーキャラメルナッツホイップラテ」(税込519円)と「あずきバーホイップ抹茶ラテ」(税込519円)を用意した。

「あずきバー」を使用した全7種の限定メニューが登場

フードでは、「あずきバー」で炊いたご飯を使った「あずきバーローストビーフ丼」(税込1,167円)や、「あずきバー」入りの特製赤ワインソースに仕上げた「ニューヨークカットステーキ リブロース 115gあずきバー赤ワインソース」(税込1,340円)、デザートでは「あずきバーかき氷ティラミス風味」(税込519円)など、全7種が登場する。

限定メニューを注文すると、まるで「あずきバー」が関鍛冶によって鍛錬されたかのように「キーン!キーン!」という店内に音が響くという。なお井村屋としても、公式で「あずきバー」を使ったメニューをこのようなイベントで提供するのは、今回が初めての取組みとなる。

開催日時は、9月23日 12時30分~24時、9月24日・25日 11時~24時。会場はTHE BROOKLYN CAFE テレビ塔店(愛知県名古屋市中区)となる。