東京急行電鉄は東京メトロと共同で進めていた中目黒駅高架下開発計画を間もなく完了し、店舗・事務所など28店舗からなる商業施設として11月に開業させると発表した。施設名称は「中目黒高架下」とする。

「中目黒高架下」イメージ

目黒川沿いテラススペースイメージ

東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅周辺の高架下空間を約700mにわたって線状に開発。各店舗が高架橋というひとつ屋根の下をシェアするイメージで、各店舗が各々の外装デザインで空間演出するほか、目黒川沿いには店舗用のテラススペースを設け、人や街に開かれた空間づくりをめざす。

地名と施設の特徴をシンプルに表現した施設名「中目黒高架下」には、耐震補強工事以前にも飲食店が立ち並び、高架下文化を牽引していたかつての中目黒高架下へのリスペクトを込めたという。6本の高架橋と施設名を黒一色で描いたロゴも制定した。

中目黒に本社を置くスマイルズが新たに手がける窯焼き料理とワインの専門店をはじめ、14店舗が新業態として登場。その他、カフェを併設した「中目黒 蔦屋書店」、関東初出店のうどん居酒屋など、個性豊かな店舗が顔をそろえる。