アイデムは9月7日、「女性活躍」の調査結果を発表した。同調査は6月4日~8日、従業員規模100人以上・正社員30人以上を雇用し、5年以内に妊娠した女性正社員がいる1,428社を対象に、WEBアンケート実施された。

「管理職以上の役職に就いている女性正社員がいるか」を質問すると、74.9%が「いる」、25.1%が「いない」と回答した。

「女性管理職比率」(従業員規模別)

「いる」と回答した企業に、「管理職に就いている正社員のうち女性が占める割合」を聞くと、最多は49.7%で「10%未満」が最も多かった。次いで「10~20%未満」(23.9%)、「30%以上」(13.7%)、「20~30%未満」(12.8%)となった。平均値は13.2%。

従業員規模別に「平均値」をみると、最多は17.7%で「100~299人」だった。次いで、「300~999人」(13.1%)、「1,000~2,999人」(11.6%)、「3,000人以上」(11.4%)となった。

「女性管理職が少ない(いない)理由」を聞いたところ、1位は「女性本人が希望しない」(43.3%)だった。次いで2位は「女性の多くが管理職になるまでに退職する」(35.7%)、3位は「そもそも女性社員の比率が低い」(35.4%)。以降、4位「知識・経験・能力が管理職になるための基準に達していない」(26.7%)、5位「管理職は長時間労働になることが多い」(21.2%)と続いた。

「女性管理職が少ない(いない)理由」(上位3つまで)

「自社の女性管理職比率を今後どのようにしていきたいと考えているか」を聞いたところ、全体の最多は「どちらかと言えば上げたい」(42.2%)だった。次いで「上げたい」(26.8%)、「現状がちょうど良い」(21.7%)、「わからない」(7.9%)、「どちらかと言えば下げたい」(1.0%)、「下げたい」(0.4%)となった。

「今後の女性管理職比率」(従業員規模・女性管理職有無・女性管理職比率別)

「従業員規模別」において、「上げたい」の割合は「3,000人以上」(37.9%)が最多に。以降、「1,000人~2,999人」(30.3%)、「300~999人」(23.1%)、「100~299人」(15.5%)となり、企業規模が大きくなるにつれて割合が高くなった。

「女性管理職有無」でみると、女性管理職が「いる」企業では「上げたい」が28.2%、「いない」企業では22.8%だった。

「女性管理職比率別」では、「上げたい」の割合が31.6%で「10%未満」が最も多くなった。次いで、「10~20%未満」(29.8%)、「20~30%未満」(24.8%)、「30%以上」(15.8%)となり、女性管理職比率割合が低い企業になるにつれて、割合が高かった。