三菱地所・サイモンは9月7日、「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)の第4期増設計画に着手することを発表。また、第4期増設に合わせて、該当エリア内に新たに小田急電鉄が「(仮称)小田急御殿場ホテル(以下、ホテル)」および「(仮称)小田急御殿場温泉(以下、日帰り温泉施設)」を開業する。

(仮称)小田急御殿場ホテルのイメージ

「御殿場プレミアム・アウトレット」は、日本国内最初のプレミアム・アウトレットとして2000年7月に開業。2003年7月の第2期増設、2008年3月の第3期増設を経て、店舗面積約4万4,600平方メートル・約210店舗となり、海外からの利用者も含め、16年間で約1億4,000万人(2000年~2015年度レジ客数合計)以上の人たちが利用している。

御殿場プレミアム・アウトレットのイメージ

今回のリニューアルは、9月に造成工事に着手。ホテル・日帰り温泉施設は2019年冬、第4期増設エリアは2020年春の開業を目指している。今回の第4期増設では、店舗面積約1万6,000平方メートル・約100店舗が加わり、合計で店舗面積約6万平方メートル・約300店舗へと、日本最大のアウトレットが更にパワーアップする予定。

また、第4期増設エリア内に新たに誕生するホテルは、地上8階建て約180室の客室で構成され、客室の半数以上が富士山を一望できるロケーションとなる。併設する日帰り温泉施設には古民家風のデザインを採り入れ、富士山ビューの露天風呂や日本最大級の約20室の貸切個室露天風呂、レストランなどを用意する。

ホテルロビーのイメージ

ホテル客室のイメージ

貸切個室露天風呂のイメージ

三菱地所・サイモンおよび小田急電鉄では、第4期増設とホテル・日帰り温泉施設開業を機に新たなアウトレットの楽しみ方を提案し、御殿場エリアを世界に誇れるショッピングリゾートへと進化させる。さらに、交通アクセスの拡充を図ることで、近郊の箱根等とともに御殿場プレミアム・アウトレットをハブ施設とする一大広域観光リゾートエリアを目指す。

御殿場プレミアム・アウトレット第4期増設エリア・ホテル・日帰り温泉施設の位置図