エアバスは現地時間の9月6日、ベトナム航空が最新鋭中型旅客機A350 XWBを10機追加発注する覚書を交わしたことを発表。これらの機体は、ホーチミンとロサンゼルスなどの米国をノンストップで結ぶ路線に就航する予定となっている。

ベトナム航空はカタール航空に継ぐ、世界で2社目のA350 XWB運航会社

ベトナム航空は2015年、東南アジアの航空会社で初めてA350 XWBの運航を開始した。ベトナム航空では現在4機のA350 XWBが就航しており、さらに10機の引き渡しが今後行われる。今回新たに10機を発注することで、ベトナム航空は3クラスで305座席を装備したA350 XWBを米国西海岸へノンストップ飛行させる。

A350 XWBは最新の設計、炭素繊維製胴体や主翼、燃費効率の高いロールス・ロイス社製トレントXWBエンジンを採用することで、燃費性能を25%向上させ整備コストを低減する。機内の快適性も向上し、エコノミークラスの座席でも横幅18インチが標準となっている。

A350 XWBはこれまでに世界43社の顧客から810機の確定受注を獲得。現在36機が引き渡され、ベトナム航空も含めた8社の航空会社によって運航されている。