ソフトバンクグループは5日、英ARMの買収を完了したことを報告した。それに伴い6日、同社代表取締役社長である孫正義氏とARM Holdingsの最高経営責任者であるサイモン・シガース氏が共同でコメントを発表している。

ARMは、Cortexアーキテクチャなどプロセッサーの設計・開発、ライセンス提供を行っている企業で、ソフトバンクグループによる英ARM買収は7月に発表されていた。240億ポンド(約3.3兆円)という大型買収だったが、9月5日に完了した。

孫社長とシガース氏による共同コメントは、「次なるパラダイムシフトへ向けた情報革命を」と題したもので、「歴史的な日」「双方の従業員、協業する全ての人々にとって、より明るい未来につながる」など、買収によるメリットや喜びが綴られている。また、「ARMはデジタルの世界において、半導体設計分野のリーダー。私たちが共に歩むことで、この産業の歴史において重要となる新しいチャプターを刻むこととなる」と、同社が次のパラダイムシフトとみなすIoT分野への期待を示し、最後はソフトバンクグループのビジョンである「情報革命で人々を幸せに」という一言で締められている。

コメント全文については、ソフトバンクグループホームページを参照いただきたい。