Appleは、同社のプレス向けWebページにて、iOS 10のSiriに関する最新情報を追加した。有力デベロッパーの提供するアプリの最新バージョンでは、Siriから送金システムやVoIPの利用、タクシー乗車の予約ができることが明らかになっている。
LyftやUberでは、Siriから乗車の予約ができる。Webページでは、「Lyftでサンフランシスコ空港まで」「Hey Siri、Uberで自宅まで」というリクエストで配車できるという例が紹介されている。
中国の配車アプリ、Didi ChuxingもSiriから予約が行える。中国国内の400市以上で利用が可能となるそうだ。
SkypeやVonage Essentialsで通話するのも簡単になる。例として「Skypeでリサにかけて」「Hey Siri、Essentialsでマイケルにかけて」で通話するスクリーンショットが掲載されている。
仮想会議室を構築できるCisco Sparkでも、Siri経由でセキュアに召集がかけられるようになる模様。
WhatsApp、LinkedInでは、それぞれメッセージ送信の利用例が。
日本国内では利用できないが、米国では送金サービスも対応するとのことで、Square CashやMonzoの使用例もピックアップされている。
6月に開催されたAppleの開発者向け会議「WWDC 16」では、Siriのサードパーティへの開放がアナウンスされている。昨日掲載した記事では、Siriでアプリ内の写真検索が可能になる例を取り上げたが、ほかにもワークアウトのワークアウトの停止/一時停止などに対応する。