俳優の勝村政信が、テレビ朝日系ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(10月スタート、毎週木曜21:00~21:54)のスピンオフ作品で主演を務めることが2日、明らかになった。『ドクターY ~外科医・加地秀樹~』(全6話)と題し、29日から毎週1話ずつインターネットで配信される。

(左から) 三浦貴大、勝村政信、宮脇咲良

勝村演じる加治は、『ドクターX』第1シリーズから登場するキャラクター。腕はいいが金に汚い外科医で、今回のスピンオフでは茨城・大洗にある「帝都医科大学付属病院 大洗第8分院」に転勤しているという設定だ。虫垂炎の代議士の娘と、道で助けた重篤な貧乏な老人が入院するが、加治は代議士の娘の手術を優先しようとする。

勝村は、今回の主演に「自分では買っていなかった宝くじが家で当たっていたような感覚です」と驚きを表現。「役柄もカンパニーも土台がしっかりしていますので、作品づくりに関しては何も心配しておりません」と、安心の環境で収録に臨んでいることを語っている。

ほかにも、ゆとり世代の新米外科医・岬健太役で三浦貴大が出演。初めて医師役を演じる三浦は「これまでオペされる側を演じることが多かったので、『やっと人の命を救う立場に立てた!』と感慨深いものがありました」と喜びながら、「ちゃんと専門用語を言えるだろうか…」と不安も口にする。

さらに、代議士の娘・三船遥香役をHKT48の宮脇咲良が演じ、初めてグループを離れてのドラマ出演。「最初はすごく緊張しました! でも、現場では勝村さんが場を盛り上げてくださるので、緊張もほぐれて楽しい日々を過ごしています」と、充実の様子を報告している。

また、『ドクターX』本編から、主人公・大門未知子役の米倉涼子、未知子が所属する「名医紹介所」の所長・神原晶を演じる岸部一徳、加地と仲のいい外科医・原守を演じる鈴木浩介といった常連メンバーも出演。勝村は「シリーズの面白さである人間臭さや、人間としての揺れを表現していきたいです」と意気込んでいる。

『ドクターY』は、au「ビデオパス」と「テレ朝動画」で配信される。

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