女優・広瀬すずと俳優・山崎賢人がW主演を務め、人気漫画を実写化する映画『四月は君の嘘』(9月10日公開)で、2人によるバイオリンとピアノの演奏シーンを捉えた映像が1日、公開された。

バイオリンを披露する広瀬すず(左)とピアノを響かせる山崎賢人

原作は、新川直司氏が漫画誌『月刊少年マガジン』(講談社)にて連載していた同名コミック。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった、高校2年生の天才ピアニスト・有馬公生(山崎)が、バイオリニスト・宮園かをり(広瀬)との出会いによってピアノや母との思い出に向き合う中、ある秘密が明らかになっていく様を描く。2人のほか、石井杏奈や中川大志らも出演する。

本作の主軸となるテーマの一つは音楽で、広瀬がバイオリン、山崎がピアノとそれぞれの楽器に初挑戦。2人は、クランクインの半年前から猛練習を重ね、撮影が始まっても休憩を惜しんで楽器に向き合ってきた。撮影は1つの演奏シーンに3日間程度かけて行われ、終日弾きっぱなしの状態で肉体的にも精神的にも大変な現場だったという。

公開された映像の冒頭で、公生が軽快な指使いと共にピアノを奏で始めると、それを追うようにかをりのバイオリンが響く。2人が演奏している楽曲は、カミーユ・サン=サーンス作曲の「序奏とロンド・カプリチオーソ」。バイオリンの曲として知られるが、公生のピアノは伴奏の立場ながらも音を食い込ませていく。

観客席には、澤部椿(石井)や渡亮太(中川)の姿も。お互いの音をぶつけ合う、公生とかをりの二重奏(デュオ)に皆の視線が集まり、「まるで殴りあいだ」との声も漏れ聞こえる。狂想曲風という意味を持つカプリチオーソだけに、形式にとらわれない情熱的なこの楽曲の演奏シーンは、「音楽が自由だ」と語るかをりを表しながら、そんな彼女に引かれて再び音楽と向き合う公生の姿をも捉えた、劇中の重要シーンとなっている。


(C)2016映画「四月は君の嘘」製作委員会