エプソンは1日、インクジェット複合機「カラリオ」シリーズに、A3対応モデルなど4モデルを追加した。9月15日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は10,000円台前半から。

EP-979A3

EP-979A3

A3対応「EP-979A3」は、プリンタ、スキャナ、コピーが可能なインクジェット複合機。店頭予想価格は30,000円台中盤。普段はA4をメインに、たまにA3サイズを印刷したい人向けのモデル。A3用紙用のトレイは用意されておらず、背面から手差しで用紙をセットして印刷を行う。A3原稿を二つ折りにして2回スキャンを行うことでA3サイズのコピーも可能。

インクシステムには新開発の6色染料インクを採用。シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックの6色構成で(各色独立カートリッジ)、従来と比べて色再現性が向上した。印刷速度はA3写真で約115秒。前面給紙トレイにはA4までの用紙を最大100枚までセットしておける。

データ読込用にSDメモリーカード、メモリースティックスロットと、コンパクトフラッシュスロット、USBポートを装備。液晶ディスプレイは4.3型のタッチパネルで、色かぶりや逆光の補正、暗部の階調補正を自動で処理する「オートフォトファイン!EX」に対応する。無線LAN機能を搭載するので、スマートフォンやタブレットに保存してある写真を専用のプリントアプリ「Epson iPrint」からワイヤレス印刷可能。

主な仕様は、印刷方式がMACH方式、解像度が5,760×1,440dpi。スキャナ部はCISセンサーを採用し、解像度は4,800×4,800dpi。読み取り解像度は75~9,600dpiで、A4サイズまでの原稿に対応する。

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T、100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW479×D668×H295mm(使用時)、重量は約8.8kg。対応OSは、Windows XP(SP3)、Vista、7、8、8.1、10、Mac OS X 10.6.8以降。

EP-709A

EP-709A

A4対応「EP-709A」は、プリンタ、スキャナ、コピー機能を備えるA4インクジェット複合機のベーシックモデル。店頭予想価格は10,000円台中盤。最大用紙サイズ以外の基本仕様は「EP-979A3」を踏襲している。

最大用紙サイズ以外の主な相違点は、有線LANインタフェースが非搭載で、スキャナの解像度が1,200×2,400dpi、液晶ディスプレイが1.44型、データ読込用スロットがSDメモリーカードのみ。インクコストはL判約26.5円で、印刷速度はL版写真で約17秒、A4写真で約67秒。本体サイズはW390×D338×H163mm(収納時)、重量は約6kg。

PX-049A

PX-049A

「PX-049A」は、プリンタ、スキャナ、コピー機能を備えるA4インクジェット複合機のエントリモデル。店頭予想価格は10,000円台前半。

4色の顔料インクを採用し印刷後の水濡れやにじみに強い。インクシステムはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの独立型で、独自の顔料インク技術「つよインク200X」により、45年の耐光性と30年の耐オゾン性があるとしている。インクコストはL判で約27.5円。印刷速度はA4写真で約169秒。給紙トレイは背面に装備されており、最大50枚の用紙をセットしておける。液晶ディスプレイは非搭載。

主な仕様は、印刷方式がMACH方式、解像度が5,760×1,440dpi。スキャナ部はCISセンサーを採用し、解像度は1,200×2,400dpi。読み取り解像度は75~9,600dpiで、A4サイズまでの原稿に対応する。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW390×D300×H145mm(収納時)、重量は約3.9kg。対応OSは、Windows XP(SP3)、Vista、7、8、8.1、10、Mac OS X 10.6.8以降。

PF-81

PF-81

「PF-81」は、同社の年賀状プリンタ「PF-81」に、伊藤若冲など人気作家のコンテンツを収録した「年賀状デザイン集2017」を同梱するモデル。型番を「PF-81-2017」に改正して発売する。店頭予想価格は50,000円台中盤。

9型のタッチパネルを搭載しており、ハガキの原寸大表示が可能。簡単な操作で直感的に年賀状を作成できる。「PF-81」の詳細については、別記事の『プリンタ2015秋 - エプソン、タッチ液晶&キーボード付き小型機「PF-81」』を参照いただきたい。