Lenovoは31日、ドイツ・ベルリンで開催される世界最大級の家電製品展示イベント「IFA 2016」に先立ち、マルチユースキーボードパネルを搭載した10.1型2in1タブレット「Yoga Book」を発表した。

Yoga Book

Android搭載モデルとWindows搭載モデルを用意。海外では9月に販売を開始し、価格はAndroid搭載モデルが499ユーロ(約5万7,500円)、Windows搭載モデルが599ユーロ(約6万9,000円)。

10.1型(1,920×1,200ドット)ディスプレイを搭載したタブレット。ディスプレイに加えて、Lenovoが「Halo Keyboard」と呼ぶ、タッチスクリーンキーボードとワコムの技術によるデジタイザが組み合わさったマルチユースキーボードパネルを搭載。

物理キーボードではなく、タッチスクリーンキーボード「Halo Keyboard」を搭載。キーボードとして使うときはバックライトにより、キーが表示される

タッチスクリーンキーボードは、触覚的フィードバック機能を備え、物理キーに触れたような感覚を提供するという。また、学習ソフトウェアを搭載し、ユーザーのタイピングを学習することで、予測変換に活用。通常のキーボードと同様の入力スピードと精度を実現するとしている。

「Halo Keyboard」はワコムの技術を活用し、デジタイザペンでの入力に対応する。直接「Halo Keyboard」に書き込むこともできるが、ペン先がボールペンになっており、紙に書いたものをそのままタブレットに取り込むこともできる

一方、付属のデジタイザペンはペン先が一般的なボールペンにもなっており、 「Halo Keyboard」上にそのまま書き込むことも可能だが、紙に書いた内容を検出し、画面に表示することもできる。ペンは2,048段階の筆圧と100度の角度検知をサポートし、鉛筆や絵筆のような精度で画面に描画できるという。

ディスプレイと「Halo Keyboard」は、ウォッチバンドヒンジにより、従来の「Yoga」シリーズと同様に360度回転し、通常のノートPC形状のほか、タブレット形状、テント形状、スタンド形状などさまざまな形で利用できる。

ウォッチバンドヒンジ

さまざまな形状で活用できる

主な仕様は、CPUはIntel Atom x5-8550(1.44GHz)、メモリが4GB、ストレージが64GB、ディスプレイが10.1型(1,920×1,200ドット)ディスプレイ、OSはAndroid 6.01もしくはWindows 10。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、FDD-LTE、TDD-LTE、DC-HSPA+、TD-SCDMA、EDGE。NanoSIMに対応。このほか、カメラ(前面:200万画素/背面800万画素)やmicroSDスロットを備える。バッテリ駆動時間はAndroid搭載モデルが15時間、Windows搭載モデルが15時間。

本体サイズは、W256.6×D170.8×H9.6㎜、重量は690g。本体カラーは、Android搭載モデルがシャンパンゴールドとガンメタルグレイ、Windows搭載モデルがブラック。