歌手のテイラー・スウィフト(C)BANG Media International

歌手のテイラー・スウィフト(26)が、陪審員の役目から外された。テイラーは29日、アメリカで国民の義務とされている陪審員の役目として、テネシー州ナッシュビルで起きた性犯罪の審問への参加候補者に選出されたが、テイラーが元ラジオ司会者のデヴィッド・ミューラーに起こした訴訟が理由で、結局候補者から外されたという。

テイラーは、昨年コロラドで行われたコンサートの舞台裏でミューラーにお尻を触られたとして訴訟を起こしており、裁判官は、悪質な強姦罪と拉致の罪における今回の裁判でテイラーが公平な立場ではないと判断を下したようだ。

デヴィッドソン郡検事当局の広報担当は、「ファンとの集いの場でファンの1人から『痴漢行為をはたらかれた』としてデンバーで予定されている審問への懸念を表し、テイラーから不参加を依頼されました」と説明しているが、異なる内容の案件では喜んで陪審員を務めるとしていたという。

昨年ミューラーはテイラーのコンサートで身に覚えのない疑いをかけられ警備員から追い出されたことでラジオ局での仕事を失ったとして、テイラーに対して訴訟を起こしていた。ミューラーは恋人と共にテイラーに面会するためにバックステージに招待され、テイラーと写真を撮ったが、その後、偶然その場で会った同僚の1人が写真を撮っただけでなくテイラーのお尻を触ったと周囲に言いふらしたとしている。そしてその疑いが原因でその夜にテイラーの複数の警備チームから会場を追い出されたと主張しているが、テイラーは後に問題となっている行為によって「驚き、ショックを受け、気分を害したと同時に恐怖感を抱いた」として反訴を起こしていた。

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