スタイルアクトは8月30日、「東京23区の平均世帯年収の高い小学校区」の調査結果を発表した。国勢調査および住宅土地統計調査をもとに同社が独自ロジックで分析、2016年1月時点に補正し作成したもの。

「東京23区の平均世帯年収の高い小学校区」

最も平均世帯年収が高いのは南山小学校(港区)

23区で最も平均世帯年収が高い小学校区は、港区の南山小学校(平均年収1,005万円)だった。「平均年収の高い港区でこの小学校区が1位になった理由として、学区内に六本木ヒルズや元麻布ヒルズなど専有面積の広い高級マンションが数多く建ち並んでいることがあげられます」と同社。

またこの学区の中では、元麻布1丁目の平均世帯年収が特に高くなっていたという。港区では他にも、有名小学校である白金小学校(平均年収865万円)や、学校選択制で最も倍率の高い御成門小学校(同893万円)など、人気の学区が上位にランクインしている。

そのほか各区で1位になったのは、千代田区は立番町小学校(878万円)、中央区立は佃島小学校(748万円)、新宿区は津久戸小学校(656万円)、文京区は礫川小学校(689万円)、台東区は忍岡小学校(651万円)、墨田区は菊川小学校(586万円)、江東区は豊洲北小学校(681万円)、品川区は御殿山小学校(740万円)、目黒区は東根小学校(734万円)、大田区は田園調布小学校(782万円)、世田谷区は東深沢小学校(764万円)、渋谷区は神宮前小学校(710万円)、中野区は武蔵台小学校(591万円)、杉並区は桃井第三小学校(654万円)、豊島区は目白小学校(609万円)、北区は西浮間小学校(584万円)、荒川区は尾久第六小学校(565万円)、板橋区は緑小学校 (696万円)、練馬区は関町北小学校(680万円)、足立区は栗原北小学校(621万円)、葛飾区は西小菅小学校(677万円)、江戸川区は清新第一小学校(699万円)だった(カッコ内は平均世帯年収)。

同社では、「平均世帯年収が高い小学校区と人気小学校区は、相関する傾向にあるといえます。世帯年収が高い学区は、『歴史と伝統がある』『研究パイロット校指定』といった教育環境の良さと『高級住宅街や大手企業社宅が存在する』という平均世帯年収を上げる要素を併せ持つと考えられます」と分析している。