ターゲティングはあってるはずなのに広告効果が出ない?!それはクリエイティブの問題かもしれません!フィードに馴染んでクリックされる効果的な広告クリエイティブのポイントをご紹介します。

これまでにない精緻なターゲティングによって実現された、配信効率の良さが魅力のFacebook&Instagram広告ですが、ターゲティングだけでは広告効果の向上には限界があります。

「ターゲティングはあっているはずなのに広告効果が出ない…」という場合は、クリエイティブの改善を考えてみてください。

今回はFacebookやInstagramのフィード型広告で成果を上げるクリエイティブの3つのポイントをご紹介します。

Facebook&Instagram広告の主流であるフィード型広告は、これまでの広告とは閲覧者の広告接触態度が違う

今までの「広告枠」に表示されていたディスプレイ広告や検索結果に表示されていたリスティング広告と違い、FacebookやInstagramのフィード型広告は友人の投稿の間に広告が突然出てくるため、広告に触れる時の心理状態が異なります。

検索のように「欲しい」情報やモノがはっきりしている時と違い、コミュニケーションを楽しんだり、友人の近況をチェックしている時=何かを「欲しい」と思っていない状態のFacebook&Instagramユーザーに対しては、どれだけ巧妙なターゲティングを行って配信したとしても、これまでと同じような広告然としたクリエイティブで心を動かす=クリックさせることは難しいでしょう。

既存の広告が「欲しい!」にマッチしたときに反応されるものだとすれば、Facebook&Instagram広告はまだ潜在化していない欲求やニーズに対し、「こんなサービス・商品はいかがですか?」というような提案型のメッセージで、「これは良いかも?!」と言う気づきを与えることが大切なのです。

FacebookとInstagramでは広告アルゴリズム上、ユーザーから嫌われる広告は効果低下

Facebook&Instagramでは、広告はユーザーとの関連度が考慮されて表示されます。広告のパフォーマンスやその他の要素に基づき、広告がターゲットに対してどれほど関連があったかという推定値を「関連度スコア」と言います。この関連度スコアが高ければ、ターゲットに対して表示される可能性が他の広告よりも高くなり、少ない費用でより多くのターゲットにリーチできます。

参考:関連度スコアとは
https://www.facebook.com/business/a/ads-relevance-score

つまり、FacebookやInstagramの広告では、広告接触態度や広告関連度を考え、配信ターゲットのフィードで違和感なく受け入れられる「ユーザー視点」のクリエイティブが必要となるのです。

それでは、実際の広告配信事例から「フィードに馴染むクリエイティブ」のポイントをご紹介します。

フィードに馴染むクリエイティブの3つのポイント

1. テキストが最小限

■カゴメ
テキスト量が多いとそれだけで広告色が強くなるため、極力テキストを排したシンプルな画像をメインしたバナーを作成。

2. フィード上で実際にユーザーが投稿しているような雰囲気

■小学館(newnews)
自メディア上で人気の記事をカルーセル広告に活用。記事のサムネイル画像は元々Facebookのフィードに表示されることを意識して設定されているので、記事投稿的な印象を保つことが出来た。

3. ユーザーが実際にSNSを見るシーンを意識したビジュアル

■ゼンリンデータコム
トイレに並んでいる時にSNSを見ているユーザーが多いのではないかという仮説に基づいて画像を制作したところ、好反応が得られた。

※CPI=コスト・パー・インストール、1インストールあたりの広告コスト

いかがですか?ユーザーの広告接触時の心理状態に配慮したクリエイティブ設計が、広告効果に大きく影響していることがお分かりいただけたかと思います。

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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