三菱航空機と三菱重工は8月28日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)の北米へのフェリーフライトを開始したが、27日に検知された空調システムの監視機能の故障が確認されたため、機体を県営名古屋空港に戻すこととした。

飛行の再開は点検結果を見て判断する

7月には米国へのフェリーフライトに向け、1日2回の飛行試験を行い、米国飛行試験で求められる複数回/日のフライトオペレーションを実践してきたが、今回の故障確認により、飛行の再開は点検結果を見て判断となる。

MRJは2016年内に米国飛行試験、2017年にTC(Type Certificate: 型式証明)飛行試験、最終審査を経て2018年にANAへ初号機を納入する見通しとなっている。

(c)2016 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.