落語家・9代目林家正蔵が、テレビ東京系ドラマ『石川五右衛門』(2016年10月スタート 毎週金曜20:00~)に出演することが26日、わかった。

林家正蔵

同作は、2009年に海老蔵主演で公演が行われた新作歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加え、映像化。テレビ東京で、ゴールデンタイムで連続放送の時代劇が復活するのは、8年ぶりとなる。原作・脚本は、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』原作者である樹林伸が手がけた。

正蔵は戦国武将・徳川家康役を演じ、豊臣秀吉(國村隼)が治める世の中で虎視眈々と権力の座を狙う。時代劇の出演は14年ぶりとなるが「“徳川家康”というお役が私に回ってくるとは夢のようでございます」と喜びを語り、「私がホトトギスで一句詠むのであれば『鳴かぬなら おうちで飼おう ホトトギス』。そういう優しいタイプなので。おそらく戦国時代では生き残れないと思います(笑)」と自身の性格に触れた。

また、主演の海老蔵については「いつも客席から拝見しています。團菊祭五月大歌舞伎(2016年5月)の男女道成寺も見たばかり。ポーッとしちゃいました」と、告白。「ご一緒させて頂いてよいのかな、名優の方ばかりの中に入って申し訳ないな、でも一生懸命やりましょう!」と意気込んだ。