NECは8月24日、これまで対応してきた「Oracle Exadata」に加え、新たに「Oracle Engineered Systems」4製品についても一次保守サービスの対応を開始したと発表した。5製品すべてを一次保守で対応するのは、オラクルパートナーベンダーとして同社が国内初だという。

今回、一次保守サービスが開始されるのは、「Oracle Engineered Systems」4製品(「Zero Data Loss Recovery Appliance」、「Oracle Big Data Appliance」、「Oracle Exalogic Elastic Cloud」、「Oracle Exalytics In-Memory Machine」。

サービス提供にあたっては、「NEC Oracleレスポンスセンター(NEORC)」が窓口となり、NECフィールディングのハードウェアサポート網と連携する。一次保守サービス対象の製品と保守価格は次のとおり。

製品名 保守価格(税別)
Oracle Exadata 月額26万4000円から
Zero Data Loss Recovery Appliance 月額34万8000円から
Oracle Big Data Appliance 月額22万2000円から
Oracle Exalogic Elastic Cloud 月額30万円から
Oracle Exalytics In-Memory Machine 月額21万円から

あわせて、Hadoop/Sparkの導入、運用を支援するサービスも提供を開始する。「Hadoop/Spark導入支援サービス」は2つのサービスで構成され、Hadoop/Sparkの設計に関してデータ容量の見積もりや初期パラメータ検討などを実施し、設計から構築までを行う「Oracle Big Data Appliance固有設計/構築サービス」は150万円から、既成の試験環境にHadoop/Sparkを構築してシステムの動作チューニングの検証を実施する「事前検証チューニング支援サービス」は100万円からとなっている(税別)。

Hadoop/Sparkの運用を支援するサービスとしては、Hadoopに関する問題を抱えるシステムに対し、適切な設計・運用がなされているかを診断する「健康診断サービス」が提供される。価格は50万円から(税別)。