伊勢志摩サミットで大注目! ロボットタクシーとは?

2016年5月に三重県伊勢市で開催された伊勢志摩サミットでは、各国から来日した首脳やメディアに向けて日本の伝統文化や食、観光などをアピールする展示スペースが設けられました。そして屋外の展示スペースには、なんとロボットタクシーが自動走行していたのです。

■各国から熱い視線! ロボットタクシーとは

伊勢志摩サミットでは、各自動車会社が出展し日本の技術力をアピールしました。その中でも異才を放っていたのが、ロボットタクシーです。ロボットタクシーは配車から決済までをスマートフォンで完結できる、無人のタクシーサービスです。伊勢志摩サミットでの試乗デモンストレーションでは、スマートフォンでタクシーを呼び、到着したタクシーは自動的にドアが開き、その後目的地まで走行した後にお金のやりとりをするという一連のサービスを各国のメディア関係者が体験しました。運転席には人間のドライバーが乗車していましたが、ハンドルやアクセル、ブレーキの操作はしませんでした。

走行は非常にスムーズで、「自動運転だとはわからなかった」との声もあったそうです。ロボットタクシーは日本国内ではもちろん、バングラデシュやロシア、インドなどのメディアでも報道されました。

■自動運転、スマホで呼び出し!? ロボットタクシーの技術

それではここでロボットタクシーの利用の流れを説明します。まず専用アプリで目的地を設定すると、かかる時間と料金が表示されます。それを承認すると、乗車位置までロボットタクシーがやってくるのです。ロボットタクシーは配車依頼をしたスマートフォンを近づけるとドアが開くので、間違った車両に乗ってしまい全然違うところへ行ってしまうといったミスを防ぐことができますね。目的地に到着し、スマートフォンで決算するとドアが開きます。これでサービスは完結です。やりとりはスマートフォンだけで、人と直接やり取りすることがありません。

さらに注目すべきは、自動走行の技術レベルです。車の運転は、状況に合わせてスピードやハンドル操作を臨機応変に変化させる必要があります。道路には障害物もあれば、歩行者や対向車もいます。そのように秒単位で変化する道路状況を瞬時に認識、適切な操作を判断して実行する技術がロボットタクシーには備わっているそう。

■未来はもうすぐ! 進化するロボットテクノロジー

ロボットタクシーは、2020年の東京オリンピックを実用化の一つの目標として事業展開しています。ロボットタクシーが実用化されると、世の中はどのように変わるのでしょうか。まず、スマートフォンのみでやり取りするので言語の問題が解消されます。外国人旅行者が増えると予想される東京オリンピックでは、心強い存在ですね。さらに福祉面でも、メリットがあります。病院や介護施設をロボットタクシーが巡回するようにすれば、スタッフの人数も最小限に抑えることができるだけでなく、効率よく人を輸送することができます。輸送を無人で行うことができることで、私たちの生活のスタイルは大きく変わっていくのですね。

このようなロボットテクノロジーに興味がある人は、機械工学を学んでみてはいかがでしょうか。機械工学はその名のとおり、機械の仕組みを学び、それを基に新しい技術を開発することを目標にする学問です。また、機械は人間の生活をサポートするという目的と共にある存在です。日々の生活に常に問題意識を持って過ごすと、より求められ役に立つ技術の開発につながるかもしれませんね。


【参考サイト】
ロボットタクシー株式会社
https://robottaxi.com/service/
https://robottaxi.com/news/2016/05/iseshima_summit/


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