宇宙人サンダーくんって何者!? 石川県の宇宙科学博物館が面白い!

石川県羽咋市にある宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」には、少し変わったアルバイトがいます。それは「宇宙人サンダーくん」です。来館客に怪しまれたり、子供に怖がられたりしながらも真面目にお仕事に取り組むサンダーくんは、SNSでも大人気! そんなサンダーくんと一緒に、国内でも珍しい宇宙科学博物館をご紹介します。

■宇宙人サンダーくんって何者!?

黃緑色の肌。まぶたのない黒く大きな瞳。凹凸の少ないのっぺりした顔。
いかにも宇宙人! といった容貌をしている「コスモアイル羽咋」のアルバイト。それが「宇宙人サンダーくん」です。

石川県羽咋市にある宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」の公式サイトによれば、サンダーくんは、地球観光の最中に乗ってきたUFOが故障してしまい、修理費を稼ぐためにコスモアイル羽咋で働くようになった、という設定のキャラクターです。

その地球人離れした見た目のせいで来館者に驚かれたり、小さな子供に本気で怯えられたりと苦労してきたようですが、少しずつ認知されて今では博物館の看板宇宙人として大人気。SNSで記事を投稿したりテレビに登場したりと、コスモアイル羽咋の宣伝に余念がありません。そんなサンダーくんが働いているコスモアイル羽咋は、実はとても本格的な宇宙科学博物館なのです。

■あのNASAも協力している本格的な宇宙博物館

コスモアイル羽咋は、石川県羽咋市にある宇宙科学博物館です。
展示されている宇宙船・探査船・着陸船はただのレプリカではなく、本物と同じ部品、同じ仕様で作られているものや、実際に実験に用いられていたものや正規の予備機ばかり。なかには、本当に使用されたロシアのヴォストーク帰還用宇宙カプセルすらあります。
これら展示物はアメリカ航空宇宙局(NASA)から借り受けたり、ロシア宇宙局から買い取ったもの。レプリカといっても形だけ再現したのではなく、同じ素材や部品を使用した限りなく本物に近い展示品なのです。日本国内で、アメリカやロシアで制作された本物の宇宙船を見ることができるミュージアムは他にありません。

またUFOについてさまざまな目撃情報や画像を揃えたデータベースがある、珍しいUFO博物館でもあります。なぜ羽咋市に、このような珍しい博物館があるのでしょうか。それは羽咋市に伝わる、ある伝説がきっかけでした。

■UFO伝説で町おこし

羽咋市には、「そうはちぼん」という昔話があります。まるでUFOのような形をしたものが火を発しながら空を飛ぶという伝説です。また、空から降ってきた鍋が人をさらうという神かくしの言い伝えもあり、昔からUFOが多く確認されたのではないか、と言われています。そんな伝説から、UFOをキーワードにした町おこしが始まりました。

平成2年には羽咋市主催で「宇宙とUFO国際シンポジウム」が行われ、高名な学者や本物のアメリカ人宇宙飛行士が講演し、5万人もの人が集まりました。コスモアイル羽咋やサンダーくんも、このUFO町おこしの一環です。シンポジウムにしてもコスモアイルにしても、UFOという不確定なものに真正面から取り組み、本物にこだわった羽咋市の町おこしは、人の興味を惹きつけることに成功しました。

もしサンダーくんやコスモアイル羽咋に興味を覚えたのなら、社会学や観光学、行政学をついて学び、将来、地元活性化や町おこし事業に取り組んでみるのも面白いのではないでしょうか。社会学は家族のような小さなものから都市や国といった大きなものまで、人間の行為や営みが起こす現象を勉強する学問です。行政学は、法律や政治を下地に、実際にどのように政策が行われるのか、制度やシステムを学びます。

「観光」をキーワードに社会や政策、経済や地理、人間心理まで幅広く研究する観光学は日本ではまだまだ始まったばかりの分野で、学び甲斐がありますよ。どれも、地域活性化を考えるなら、なくてはならない学問といえるでしょう。これらを勉強して、羽咋市のように見つけ出した観光資源を追究してアプローチの仕方を考えれば、多くの人を楽しませ、地域を盛り上げる事ができるのです。


【参考サイト】
コスモアイル羽咋
http://www.hakui.ne.jp/ufo/index.html
宇宙人サンダーくん(facebook)
https://www.facebook.com/e.t.thunder/
宇宙人サンダーくん(twitter)
https://twitter.com/cosmo_thunder


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