アズジェントは8月23日、同社が販売する「illusive Deceptions Everywhere」(イリューシブ ディセプションズ エブリウェア、以下 illusive、開発元:イスラエルのイリューシブ ネットワークス)に、新機能としてランサムウェアの検知、防御機能が追加されたと発表した。

アズジェントは8月23日、同社が販売する「illusive Deceptions Everywhere」(イリューシブ ディセプションズ エブリウェア、以下 illusive、開発元:イスラエルのイリューシブ ネットワークス)に新機能として、ランサムウェアの検知、防御機能が追加されたと発表した。

「illusive」は、ネットワークを巨大な迷宮にすることにより、重要情報の漏えいを防ぐ新しいタイプのサイバー攻撃対策ソリューション。同製品は、端末やサーバのメモリキャッシュに実際には存在しないFTPサーバやデータベースサーバ等へのログイン情報、ブラウザの閲覧履歴等をデコイ(偽情報)として埋め込み、これにより、ハッカーからみたネットワークは、実際のネットワークより多くの端末が存在する迷宮となり、ターゲットを発見することを困難にするという。

今回同製品に、新たにランサムウェアによる暗号化を防止する新機能、Advanced Ransomware Guard(ARG)が追加された。ARGは、システム上の端末にランサムウェアを検知するためのデコイ(偽ファイル)を配備し、デコイへのアクセスを検知すると、Trapサーバが検知し、管理者へアラートを出す。

また、illusiveは、ランサムウェアがデコイを暗号化している間に感染端末上のランサムウェアのプロセスをブロックするため、実ファイルの暗号化を防止することができるという。

販売価格は1端末あたり9,840円/年(5000 端末の場合)。