8月22日(以下すべて現地時間)、Microsoftは次期Visual Studioとなる「Visual Studio "15"(開発コード名)」のプレビュー4をリリースしたことを、公式ブログで発表した。Visual Studio "15"は2016年3月30日にプレビュー1、5月10日にプレビュー2、7月7日にプレビュー3をリリースしている。

Windows 10にインストールした「Visual Studio "15" Preview 4」

本プレビューでは、以前から注力していたインストーラーの改善を実現し、最小インストール構成はVisual Studio 2015の6GB(ギガバイト)に対して500MB(メガバイト)未満。「ワークロード」("workloads")と呼ばれるコンポーネントの構成を行うインストールエンジンを刷新した。例えばC++でデスクトップアプリを開発する「Windows Desktop Development with C++」の場合、Microsoft Visual Studio C++ Core FeaturesとWindows Universal CRT(C Runtime)に加えて、Compilers and Libraries for x86 and x64、Profiling and Diagnostics、Windows 10 SDKの最新版がオプションとして選択される。ワークロードの構成に関しては、こちらのブログが詳しい。

新たなインストーラーは「ワークロード」から構成を選択することで、必要なコンポーネントを簡潔に選択できる

この他にもスタートページや最近使用したファイル、ニュースフィードの刷新やC++に関する大幅な改善を含んでいる。なお、プレビュー4をインストールするには、以前のプレビュー版をアンインストールしなければならないが、Visual Studio 2015導入済みPCに、Visual Studio "15"をインストールすることは可能。ただし、いくつかの問題が確認されているため、本番環境へのインストールは避けた方がよい。

阿久津良和(Cactus)