日本一の恐竜王国、福井県の県立恐竜博物館がすごい!

福井県には、県立の恐竜博物館があります。43体もの全身骨格標本を始めとした千数百点におよぶ、国内屈指の展示資料数を誇る自然史博物館です。
巨大な骨格標本。恐竜世界を再現したリアルなジオラマ。まるで太古の昔にタイムスリップしたような気分になります。
実は日本で見つかった恐竜化石のおよそ8割は、福井県で発掘されたと言われているほど、福井県は日本一の恐竜王国となのです!
そんな日本有数の恐竜博物館と、福井県の発掘調査についてご紹介します。

■太古の地球にタイムトリップ! 福井県立恐竜博物館

福井県勝山市にある「かつやま恐竜の森」。その施設の一つが、恐竜博物館です。
4,500平方メートルの展示場に、千数百点以上の標本が展示されています。日本有数の自然史博物館といえるでしょう。
見どころはなんといっても恐竜の全身骨格標本。映画でも有名な最大級の肉食恐竜ティラノサウルス・レックスや23メートルにもなる巨大恐竜マメンチサウルス・ホチュアネンシスなど、恐竜の大きさや形が目に浮かぶ全身骨格が43体も展示されていて、まさに圧巻の一言です。大型復元ジオラマもあるので、気持ちは太古の地球にタイムスリップします。
恐竜博物館は展示だけでなく、視聴覚ライブラリーや講堂、研修室、実習室など社会教育や研究施設としての設備も整っています。
恐竜や古生物学、地質学の博物館であり研究施設。それが福井県立恐竜博物館です。

■福井県は日本一の恐竜王国

なぜ福井県に、これほどの恐竜博物館があるのでしょうか。
実は福井県は日本一の化石産出地で、国内で発掘された化石の約8割が福井県内で見つかっているのです。
1982年に福井県勝山市北谷でワニの全身骨格が発掘されたことをきっかけに、現在に至るまで4年ずつ4回、計16回もの恐竜化石調査事業が行われています。
その発掘調査では、数千点を超えるサンプルが見つかり、さらに新種の恐竜も発見されました。フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタン、コシサウルス(福井県から山形県を含んだ古い地名「越の国」から)、フクイベナトールと、なんと5体も新種が認められ福井県にちなんだ名前がつけられています。

■思い込みにとらわれず、発掘調査を決断した福井県の成果

約40年前までは、日本では恐竜の化石は見つからないと言われていました。
1982年にワニの化石が発掘された後、研究者の進言を取り入れた福井県は、大規模な発掘調査を決断します。その結果、掘れば恐竜の化石が見つかるという驚きの成果が生まれ、福井県は一気に化石発掘地として有名になったのです。
そして、発掘した化石標本を研究し展示する、県立恐竜博物館が設立しました。
化石は見つからないという思い込みにとらわれず可能性を調査し、実行を決断した結果、福井県は日本一の恐竜王国となったのです。

2016年6月25日、福井県立恐竜博物館と福井県立大学は、太古の哺乳類の化石を発掘したことを発表しました。恐竜時代の哺乳類の化石が見つかったのは国内初のことで、しかも新種の可能性もあるそうです。
このように、福井県では今もなお続々と新しい化石が見つかっています。

もし恐竜や化石に興味があるなら、古生物学や地質学を専攻してみてはいかがでしょうか。化石資料から今は絶滅してしまった古代の動植物を調べたり、岩石や鉱物を化学的に解明する岩石学・鉱物学や、地層の変化から地球そのものの歴史を研究する地史学など、とても興味深い学問です。
福井県の成果を見る限り、日本にはまだまだ多くの化石が眠っているはずです。
もしかしたらあなたが発掘する化石が新種と認められ、世界にセンセーションを巻き起こすかもしれませんよ。


【参考サイト】
・福井県立恐竜博物館
https://www.dinosaur.pref.fukui.jp
・かつやま恐竜の森
http://www.kyoryunomori.net
・第12回 発掘!「福井恐竜学」の現場
http://www.web-nihongo.com/shirabemono/sh_p012/


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