マランツは19日、コンパクトオーディオコンポーネントシステム「Music Link」シリーズから、CDプレーヤー「HD-CD1」を発表した。9月上旬に発売し、税別価格は60,000円。

HD-CD1

シーラスロジック製の高音質D/Aコンバーター「CS4398」と、超低位相雑音クリスタルを採用するCDプレーヤー。音楽CD(CD-DA形式のCD-RやCD-RWを含む)のほか、MP3 / WMA / AACファイルを保存したデータCDも再生可能。再生モードはリピート、ランダム、プログラムなど。

前面

背面

アナログ出力回路には、マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM」「HDAM-SA2」を用いたフルディスクリート構成を採用している。デジタル出力には、薄膜高分子積層コンデンサなどの高音質パーツを投入し、低ノイズかつ低歪なデジタル出力を実現した。

ヘッドホンアンプを搭載しており、ハイスルーレートオペアンプと、HDAM-SA2型のディスクリート高速電流バッファーアンプを組み合わせたもの。3段階のゲイン切替に対応し、接続するヘッドホンのインピーダンスと能率に合わせて、最適なゲインを設定できる。

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きょう体は、2015年12月に発売されたUSB-DAC搭載プリメインアンプ「HD-AMP1」と同サイズのもの。メインシャーシにボトムプレートを追加して重心を下げ、外部からの振動による音質への影響を抑制するダブルレイヤードシャーシを採用した。脚部にはアルミダイキャストインシュレーターを用い、剛性を確保している。フロントパネルはアルミ製だ。

出力レベルはアナログが2.2VRMS stereo、ヘッドホン出力が28mV/32Ω(可変最大)。再生周波数は2Hzから20KHz、SN比は110dB、ダイナミックレンジは100dB。音声出力端子は、アナログ×1(RCA)、同軸デジタル×1、光デジタル×1、ヘッドホン×1。本体サイズはW304×D312×H109mm、重量は5.7kg。