「出会いがあれば、別れもある」と言うけれど、いざ、別れの時を迎えると、切り出す側にも相当のプレッシャーがかかる。直接会うのが誠実だろうけれど、人に見られたくない。かといって、部屋に呼ぶのも何だか不安。こんなとき、あなたはどうする? そこで、20代のビジネスウーマンに聞いた。「別れ話って、どこでする?」>>男性編も見る

感情的になってもトラブルだけは避けたいところ。

Q、恋人に別れ話を切り出す場所は?

1位 カフェ・レストラン 24.3%
2位 メール・SNS 20.0%
3位 電話 15.7%
4位 公園など野外 12.9%
5位 恋人の部屋 11.4%

■カフェ・レストランで切り出す別れは……
・「直接会って落ち着いた場所で話したいけれど、トラブルを避けるため、公共の場所であるカフェがちょうどよい」(26歳/インターネット関連/事務・企画・経営関連)
・「相手が逆上してトラブルになる可能性もゼロではないので、あえて人が居る場所を選んだ」(28歳/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「本当は二人きりの方が誠実だろうけれど、人の目がある場所の方がうまく別れられる気がします」(28歳/食品/事務・企画・経営関連)

■メール・SNSで切り出す別れは……
・「会ったら復縁を迫られそうだから、言い逃げしたい」(27歳/その他/IT関連技術職)
・「会いたくもないくらい別れたかったので、メールで別れを告げた経験があります」(26歳/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「直接は言いづらいので、メールで話をした後に、あらためて友達として会ってお礼します」(29歳/生命保険・損害保険/営業関連)

■電話で切り出す別れは……
・「人に聞かれることもなく、相手の顔も見えないので、ストレートに伝えやすい」(26歳/その他/IT関連技術職)
・「ゴネられても一方的に関係を断ち切れる手段のひとつだが、メール等に比べて相手の様子を声色等から確認できるため」(25歳/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「大事なことなのでメールで言うのはダメだと思うし、切り出す時から顔を見て直接というのもキツいと思うので、切り出すのは電話が1番かなと」(23歳/その他金融/営業関連)

■公園など野外で切り出す別れは……
・「周りに人がいない方がいいが、個室も少し決まり悪い」(28歳/繊維/事務・企画・経営関連)
・「別れ話が終わり帰るときに、野外の方が気まずくないと思う。駅だと帰ると方面が同じ場合もあり得るし、カフェやレストランは人々が楽しく過ごすイメージなので向いていない」(22歳/海運・鉄道・空輸・陸運/その他)
・「二人きりではないが、他人との距離が近すぎないから」(26歳/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)

■恋人の部屋で切り出す別れは……
・「相手の部屋だと、自分が置いていた物なども一緒に持って帰れるので、1回で済むので合理的」(23歳/専門店/販売・サービス関連)
・「誰にも聞かれたくないし、自分から切り出す場合も逆の場合も絶対泣いてしまう。その姿を誰にも見られたくないので、二人きりの室内で話したい」(28歳/教育/事務・企画・経営関連)

総評

マイナビニュースでは、2009年にも同調査を行っているが、今回の調査の結果では上位3位のうち、「直接会って」の別れ話は、1位の「カフェ・レストラン」のみだった。

1位の「カフェ・レストラン」は、男性版と同様に、トラブル回避のためという声が最も多かった。次いで2位にランクインしたのは「メール・SNS」。会うのが気まずいという意見が多かったが、中にはこのような声も。

「SNSで別れ話をした経験があるが、完全に2人きりの状況なので感情的になってケンカ別れになった。第三者の目があった方がお互い理性を保って話し合いができそう」

お互いにストレートに気持ちを伝えられる分、文字だけの話し合いでは理解を得られない場合もあるようだ。

3位の「電話」は、直接会うのは嫌だけど、メール・SNSに比べると相手の感情がわかりやすいという声が多かった。4位は「公園など野外」。男性版では1位だったが、女性版では4位という結果に。男性にとっては「立ち去りやすさ」がポイントだったが、女性にとっては「他者との適度な距離感」などもポイントのようだ。

5位の「恋人の部屋」では、男性と同様に「プライベートな話なので他者に聞かれたくないから」という声もある一方、こんな声も。

「一度彼の部屋で別れ話をした時に、ちょっとした監禁状態に……。人目のあるところでキッパリとお別れを伝えた方がいいと思った」

つい感情的になる場合が多い「別れ話」の現場。相手が自分と同じ気持ちであるかはわからないし、すぐに納得してもらえるかもわからない。彼との時間をすてきな思い出として残すためにも、別れ場所には気をつけよう。

調査時期:2016年8月12日~2016年8月18日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:20代女性会社員 140名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

※写真は本文と関係ありません