インターシルは8月18日、昇降圧ファミリの最新製品として、高効率昇降圧レギュレータ「ISL91127」と「ISL91128」を発表した。

両製品は4.5Aのスイッチ、クラス最高の最大96パーセントの効率、小フットプリントを特長としており、バッテリ駆動機器のシステムや周辺機器への給電に適している。また、30µAの静止電流により、優れた軽負荷効率を提供する。

ISL91127とISL91128は入力電圧と出力電圧の関係に応じて降圧モード、昇圧モード、昇降圧モードのいずれかで動作するとともに、モード間のスムースな移行を可能にし、ノイズと異常の発生を防止する。こうした機能に加え、優れた軽負荷効率と超低静止電流を提供するインターシルの特許取得済み技術の採用により、あらゆる条件下で効率を最大化するとしている。

また、入力電圧範囲が1.8~5.5Vと広く、複数のバッテリ・トポロジーに対応可能。さらに、1~5.2Vと広い出力電圧範囲と3Aの出力電流により、設計の柔軟性を最大限に高めることができる。加えて、プログラマブルなダイナミック出力電圧調整機能を備えており、帰還抵抗を不要にするとともに、出力電圧が異なる製品を設計する際に既存の設計の再利用が可能となる。

ISL91127IRは4mm角の20ピンQFNパッケージで供給が開始されており、1000個一括購入時の単価は1.29米ドル。ISL91127は2.15 x 1.74mmの20ピンWLCSPパッケージで供給が開始されており、1000個一括購入時の単価は1.25米ドル。ISL91128は2.15 x 1.74mmの20ピンWLCSPパッケージで供給が開始されており、1000個一括購入時の単価は1.25米ドルとなっている。