LCCのスクート(本社: シンガポール)は8月16日、ヨーロッパで初めての就航地としてギリシャのアテネに2017年6月20日、就航することを発表。シンガポール=アテネ間は1万kmを超える飛行距離となり、LCCが運航する区間として世界最長となる。

2017年6月20日にボーイング787-8ドリームライナーで就航

今回の就航はアジア太平洋とヨーロッパ地域間の旅客輸送を活性化し、また、シンガポール・チャンギ空港がハブ空港としての機能を強化することを目的にシンガポール航空グループの経営戦略の一環として実現したもの。TZ702(シンガポール02:00発→アテネ08:30着)とTZ701(アテネ12:00発→シンガポール翌04:25着)を火・木・土・日曜日の週4往復を運航する。

同路線にはボーイング787-8ドリームライナー(機体愛称: Odyssey、ギリシャ神話に由来)を使用し、座席総数329席(うち、スクートビズ18席)で新たに8台のクルー用寝台を装備する。エコノミークラスにも、スタンダードシート(足元スペース=シート・ピッチ78.74cm)、ストレッチシート(同86.36cm)、サイレント・ゾーン(12歳以下の乗客の立ち入りを制限した客室)を用意している。

プレミアムクラス

ストレッチシート

スタンダードシート

機内では、座席電源、機内WiFiプラン、機内ストリーミング動画配信SCOOTV(乗客自身のデバイスを使用)、ドリンク、スナック、軽食、温かい食事などを用意。なお、スクートのプレミアムクラスであるスクートビズでは、調整可能なヘッドレスト、レッグレスト、足元スペースが96cm、シート幅56cm、シートのリクライニングが112度のオールレザーシート、座席電源付の座席とSCOOTV、温かい食事、30kgまでの受託手荷物サービスが含まれている。

LCCであっても、オプション等でさまざなサービスが受けられる

同路線の就航を記念し、9月1日午前1時(日本時間)までシンガポール=アテネ間の特別記念価格航空券をホームページで発売。「エコノミーFLY」がUS288ドル(諸税込)~、「スクートビズ」がUS888ドル(諸税込)となる。さらに、プロモーションコード「GREEKON」を入力すると、「エコノミーFLYBAG」と「エコノミーFLYBAGEAT」がそれぞれ10%オフになる。