マクロミルは8月16日、40~49歳の有職かつ正社員の男女を対象に実施した残業時間に関する調査結果を発表した。

調査結果によると、実際に退社(終業)することの多い時刻は、1位「17時台」39%、2位「18時台」25%、3位「19時台」12%で、8割以上の人が17~19時台に退社できている結果となった。

実際に退社(終業)することが多い時刻(ベース:全体/n=200) 資料:マクロミル

月に1日以上の残業があるかどうかを聞いたところ、66%の132名が「ある」と回答。この132名に1カ月当たりの残業時間について聞いたところ、1位が「1~20時間未満」69%、2位が「21~40時間未満」17%、3位が「41~60時間未満」6%だった。

労働基準法では残業時間の上限が45時間と定められているが、同調査で40時間を超える労働をしている人は14%だった。

残業に関する考え方を聞いたところ、1位「仕事ばかりでプライベートの楽しめない人生はもったいない」82%、2位「残業を考慮に入れて仕事の計画を立てるのは間違っている」81%、3位「長時間労働が習慣化している日本はおかしい」77%という結果となった。

ただ、4位に「本人が望んでやっている・納得していれば問題はないと思う」74%、5位に「残業はかえって業務効率が下がるためメリハリをつけた方が良い」70%という意見も上がった。

残業についての考え方であてはまるもの(ベース:全体/n=200) 資料:マクロミル

さらに、残業時間削減のためのユニークな取り組みを自由回答で聞いたところ、「巡回で無届け残業はペナルティがある(男性/製造業)」「月1回強制的なノー残業デー、毎週金曜はノー残業推奨、ボーナス支給日はノー残業デー(女性/製造業)」「変形労働制で、繁忙期と閑散期で勤務時間を変えている(男性/情報通信業)」などといった回答が寄せられた。