熱中症予防として飲料水やスポーツドリンクを常備している人が多いようだ

熱中症の対策としては、こまめに水分や塩分を摂(と)ったり、体を部分的に冷やしてくれたりする冷却グッズなどが知られている。しかし、飲料水はともかく、塩分を摂るための塩あめや冷却グッズなどは、夏場でなければ常備しておくものではないため、どれくらいの人がどんなものをストックしているのか気になるところだ。

そこで、マイナビニュース会員302名に、「熱中症の予防や対策として役立つアイテムのうち、自宅やオフィスで常備しているものを教えてください」という質問を複数回答で答えてもらい、常備している物がある人には、その理由やストック量も尋ねてみたので紹介しよう。

Q.これまで熱中症になった経験はありますか

はい(22.2%)

いいえ(77.8%)

Q.熱中症の予防や対策として役立つアイテムのうち、自宅やオフィスで常備しているものを教えてください(複数回答可)

1位 : 飲料水(58.6%)

2位 : スポーツドリンク(29.1%)

3位 : 塩あめ・レモンあめ(19.9%)

4位 : 保冷剤(17.5%)

5位 : 特にない(15.6%)

6位 : 首冷却タオル(10.9%)

7位 : 体温計(8.3%)

8位 : 経口補水液(6.6%)

8位 : 冷却スプレー(6.6%)

Q.常備している物がある方は、その理由と、どれぐらいストックしているかを教えてください

■飲料水やスポーツドリンクなど
・「500mlのスポーツドリンクを3~4本常備している。他の人にもあげられるように多めにストックしている」(33歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「飲料水やスポーツドリンクのペットボトル(500ml)をケース(24本)で購入して、2本程度を冷蔵庫に入れている」(53歳男性/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「飲料水のペットボトル1本程度。自動販売機で購入しているので、ストックはしていない」(31歳男性/建設・土木/営業関連)
・「スポーツドリンク1.5Lを2本自宅に常備している。熱中症以外の病気になった時も役に立つ」(34歳女性/医療・福祉・介護サービス/会社員・公務員・団体職員)
・「ペットボトルの水を家に50本くらいストックして、毎日出かけるときは携帯するようにしている」(34歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「麦茶を切らさないように作っている」(48歳女性/その他/その他)

■塩分が補給できる塩あめなど
・「塩分とミネラル入りのタブレットは自宅にストックしてあり、カバンの中にも常に入れている」(54歳女性/その他/その他)
・「来客にも手渡せるようにあめは常備してある。何種類か種類を揃えておいてある」(27歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「塩あめは手軽に塩分がとれるのでいつも2袋は常備しています」(35歳女性/その他/その他)
・「塩分補給のため、梅干しを1袋は常備している」(54歳男性/その他/その他)
・「塩昆布を水分をとるタイミングで合わせてとるようにしている」(42歳男性/ゴム/技能工・運輸・設備関連)

■保冷剤や首冷却タオルなどの冷却グッズ
・「会社や自宅の冷凍室に保冷剤を入れてある。タオルに巻いて使う」(29歳男性/日用品・雑貨/営業関連)
・「保冷剤は小さめの物を使っています。溶けたら冷凍を繰り返しやすい」(60歳女性/その他/その他)
・「首冷却タオルが意外と効き目ある。水にぬらすだけなので低コストだし」(42歳女性/その他/その他)
・「安上がりが一番なので、冷えピタ類は常にストックしている」(43歳男性/その他/その他)
・「柔らかいアイス枕は必需品」(37歳女性/その他/その他)

■その他
・「フルーツやキュウリも、いつでも食べられるようにカットしております」(44歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)
・「USB扇風機を1台。USBなので、どこにも一緒に持ち運んでいます」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「スポーツドリンクの粉末を一箱」(40歳男性/通信販売・ネット販売/販売・サービス関連)

■総評

今回のアンケートで、最も多くの人が常備していたのは「飲料水」で、6割近くの人が常備しているようだ。500mlのペットボトルを数本という人が多く、中には防災グッズも兼ねて数十本単位で常備していた人も見受けられた。2位の「スポーツドリンク」も3割近くの人が常備しており、こちらは500mlのペットボトル数本という人がほとんどで、粉末の製品をストックしている人もいた。

3位以下のアイテムを常備している人は2割を切っていた。「特にない」との回答が5位にランクインしていることもあり、熱中症の予防や対策のアイテムとして常備されているのは、「飲料水」と「スポーツドリンク」が一般的なようだ。「(飲料水を)その日の朝に購入し1日もたせる」(58歳男性/専門店/営業関連)という意見もあり、コンビニや自販機が多い地域では、欲しいときに冷えている飲料水などを手に入れている人が多いのかもしれない。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2016年8月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性179名 女性123名 合計302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート