Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google Chromeチームはこのほど、「Google Chrome Blog: Flash and Chrome」において、ページの解析などに使われてるFlashを2016年9月から使われることになるChrome 53からデフォルトでブロックすると伝えた。2016年12月にはFlashしか提供していないサイトを除いて、デフォルトをHTML5に切り替えるとも説明。より優れたエクスペリエンスを提供するためにHTML5への移行を進めるとしている。

Flashはビデオ、ゲーム、アニメーションなどWebブラウザでよりリッチなコンテンツ、リッチな操作を提供する技術として中心的な役割を担ってきた。しかし現在では、脆弱性などの指摘が相次いでいるほか、消費電力が大きくページのローディングも遅くなるとして敬遠されており、代わりにHTML5を使うことが推奨されている。

こうした状況を受けて、主要ブラウザはFlashからHTML5への移行を徐々に進めている。例えば、Chromeは1年前となる2015年9月に、Flashコンテンツの再生を自動再生からクリックしない限り再生されない設定に変えるなどの変更を実施している。こうした変更はセキュリティの向上、消費電力の削減、ページ読み込みの高速化などによい効果を与えたと言われている。