「これからの転職。研究所」は8月10日、「結婚・出産後のキャリア意識」についてアンケートを実施し、その結果を発表した。

働き続ける理由は「キャリアを捨てたくない」「金銭的不安」

「結婚・出産後に、どのような働き方をしたいと考えているか」を聞いたところ、「結婚・出産後も働きたい」が86.7%となった。そのうち、「キャリアを途切れさせることなく継続的に働きたい」は33.0%、「一時的に専業主婦(無職)になってもいいが、また働きたい」は53.7%だった。

一方「ずっと働かずに専業主婦としてすごしたい」は8.5%にとどまった。

結婚・出産後に、どのような働き方をしたいと考えていますか?

結婚・出産後も働きたい理由として、「キャリアが途切れた場合、その後、同等の待遇の会社に勤められるとは思えない」(32歳・会社員)、「家計のため、自分のキャリアのため」(28歳・会社員)、「共働きでないとこのご時世やっていけないと思うから」(27歳・会社員)、「将来に向けて金銭的な不安があるから」(28歳・会社員)などのコメントがあった。

また、「子供が生まれたあとに復職するとしたら、どれくらいの育休をとりたいか」を聞くと、「1年以上3年未満」(46.3%)がもっとも多く、「6カ月以上1年未満」(33.5%)、「3年以上」7.3%が続いた。一方、「できるだけとりたくない」は5.5%だった。

調査は4月11日~18日、首都圏に勤務する27歳から33歳までの200名のキャリア女性を対象にインターネットで実施された。