サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「深夜のオリンピック観戦によって肥満に拍車がかかる!? 」を公開した。

オリンピックによる睡眠不足が肥満につながる? ※イメージ

リオ五輪の開催地・ブラジルと日本の時差は12時間。日本とは昼夜が正反対になるため、リアルタイムで競技を観戦する場合は、深夜にテレビ放送を観ることになる。翌日が休日ではない場合、睡眠不足の状態で通勤・通学する人も多いと思われる。

同サイトによると、寝不足の状態が続くと、体がつらくなるだけでなく、太りやすくなってしまうという。アメリカ・シカゴ大学の調査では、「適切な睡眠時間を確保することにより、脂肪の燃焼を増加させるだけではなく、食欲も抑えられる」ということが明らかになっている。

同調査では、睡眠時間が短い場合に食欲増進ホルモンの「グレリン」の分泌が増えたという。一方、毎日7.5時間以上の睡眠を取ると、食欲を抑えるホルモンの「レプチン」が分泌され、食欲を適正にするという結果が見られた。代謝もアップし脂肪が燃焼されやすい体質になっていくこともわかったという。

また、睡眠時間が少ないほど肥満率が高いという研究結果もあり、睡眠と肥満には関係性があることが分かっているとのこと。

同サイトによると、最適な睡眠時間は個人差があるものの、一般的に7~8時間であるという。睡眠は90分間を1サイクルとしてレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返す。長く眠るほどレプチンが増えるわけではないため、ダイエット効果を考える場合、5サイクル分の7時間半が理想的と言われているという。

深夜のテレビ視聴では、睡眠不足だけではなく、画面から出ている「ブルーライト」にも注意が必要とのこと。人の体内時計を司(つかさど)るホルモンに、夜になると分泌され眠気を引き起こす「メラトニン」があるが、夜遅くまでテレビなどを見ていると、画面から発せられるブルーライトにより、脳は昼間だと誤認しメラトニンの分泌が抑制してしまう。

これが、睡眠の質を落とす要因となってしまうとのこと。睡眠の質は食欲を司るホルモンのグレリン・レプチンの分泌に影響を及ぼすため、睡眠の量だけでなく、質を良くすることも重要であるという。

入眠をスムーズにして質の良い睡眠を十分に取るには、就寝の2時間くらい前からはテレビやスマホ、パソコンを控えるようにすることが大切とのこと。また、ブルーライトをカットするメガネやフィルムを使用するのも良いという。画面の明るさを下げるとブルーライトも減るため、見づらくならない程度まで暗くすることも、ブルーライト対策として有効だという。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「深夜のオリンピック観戦によって肥満に拍車がかかる!? 」で案内している。