タレントのルー大柴(62)が、11日に放送されたテレビ東京系トーク番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~ ※11日は24:22~)にゲスト出演し、自身の最高月収や芸能人としての絶頂と転落について語った。

ルー大柴

22歳で俳優デビューするも不遇の時代を過ごし、33~34歳の頃に「トゥギャザーしようぜ!」のフレーズと"くどすぎる"キャラクターでブレイク。全盛期には9本のレギュラー番組を抱えていたという。MCの次長課長・河本準一(41)が最高月収を聞き出そうとすると、「moneyってことですか? monthで?」と聞き返しながら、「monthだったら……1,000万円ぐらいありました」と明かした。

ところが40代になる頃、その人気に陰りが見え始める。ルーは、「mountain(山)に行って、valley(谷)になっちゃった」と笑い飛ばしながら、「(視聴者は)何回も見てると飽きちゃうのよ」と自己分析。「最初の頃は私もまだ売れないから、straw(藁)をもつかむ思いでやっていた」「8年ぐらいで1本、2本とレギュラーが少なくなって、気がついたら何もなくなった」と芸能界の厳しさをうかがわせた。

「自分自身もlittle bit飽きてきたんだよ」と告白するルー。世間から求められていることと自分の個性との間にギャップを感じはじめた頃、あらゆるジャンルの「嫌いなタレント」ランキングで1位になってしまう。ところが仕事もないどん底時代に、新しくついたマネージャーから「中途半端なんだよ!」と叱咤されたことが転機になった。

「今の若い子は(90年代の)ルーさんを知らない」「(過去の)ルー大柴をやめて、何か違うキャラを」と説得され、新しいことの1つとしてブログを開設。「寝耳にwater」や「一寸先はdark」などをマネージャーから「読みづらい」と注意されたが、「as soon as! 若い子がルー語を面白いって言うんですよ」。ルー語で再ブレイクを果たした一方で、2006年からはじめた茶道にはまり、2013年には師範の腕前に。茶道も今の仕事の1つとなっているという。