Microsoftは9日(以下すべて現地時間)、Internet Explorer 11およびMicrosoft EdgeでRC4暗号のサポートが終了したことを、公式ブログで明らかにした。RC4は広く使われているストリーム暗号の1つ。Ronald Rivest氏が1987年に開発し、無線LAN認証WPAやセキュリティアルゴリズムのWEP、TLS/SSLなどで用いられてきた。Microsoftは2015年9月の時点でRC4暗号が安全でないことから、将来的にサポートを終了することを発表している。

Microsoftが2016年8月9日にリリースした更新プログラム「KB3176492」および「KB3176493」を適用すると、RC4暗号が無効になる仕組みだ。詳細はKB3151631で確認できる。適用範囲はWindows 10に限らず、Windows 7/8.1のInternet Explorer 11にもおよぶ。

KB3151631では、「インターネットオプション」の<詳細>タブで<SSL 3.0を使用する>のチェックオンを推奨している

阿久津良和(Cactus)