TISインテックグループのクオリカは8月8日、サイボウズ、アグリーメントと共同で、営業業務を集約・統合して情報を一元管理できる「営業支援システム(QP)」を構築し、自社のシステムを刷新したと発表した。

「営業支援システム(QP)」構成図

これまで同社では、営業業務に関わる社内システムが複数存在していたことで、「作業が煩雑で利便性が悪い」「営業事務作業に時間がかかる」などの課題を抱えていたという。

今回の「営業支援システム(QP)は、「案件情報入力(Qpower)」と「案件情報集計(Qplus)」の2つから構成されている。「Qpower」にはサイボウズのkintoneを、「Qplus」にはアグリーメントのAttack Boardを採用し、システム構想立案から構築、本稼動までを5カ月で実現した。

同システムの導入により、営業業務を一元化が可能になり、システム操作性向上や利便性向上による作業効率化を実現。システム導入の効果の試算としては、営業事務作業時間約40%削減を見込んでいるという。

同社は今後、「営業支援システム(QP)」の活用により、営業業務効率化、営業力強化を推進し、顧客の課題解決を実現する提案力の強化や、高品質・高付加価値なサービスの提供と顧客満足度のさらなる向上を目指すとしている。