NTTネオメイトは8月8日、同社のクラウド上にあるアプリケーションをセキュアに利用するクラウドサービス「AQStageアプリケーション仮想化」を、提供開始すると発表した。

同サービスは、アシストおよびEricom Softwareのアプリケーション仮想化技術と、Fortinetのセキュリティ技術を組み合わせることにより、同社のデータセンター内で動作するアプリケーションをユーザーの利用する端末に画面転送する仕組みで提供するもの。

「AQStage アプリケーション仮想化」の仕組み

アプリケーション利用に関するデータはクラウド上に保存され、ユーザーの端末にデータが残らないため、端末の紛失・盗難による情報漏洩のリスクを極小化する。

また、同サービスを利用したインターネット接続用Webブラウザと、既存の社内システム接続用Webブラウザを使い分けることにより、標的型攻撃による情報漏洩のリスクを極小化する。2つのブラウザの使い分けにおいては、社内システムに接続するWebブラウザを最新版にする必要がないため、社内のWebアプリケーションの延命にもつながる。

2つのWebブラウザの使い分けによるメリット

同サービスの利用シーンとしては、「BYODを利用した在宅勤務、営業先でのリモートアクセス」「標的型サイバー攻撃による、社内の機密情報漏洩対策」「既存Webアプリケーションの延命対策」などがあるという。

料金は、初期費用が30万円から、月額費用は利用状況によって異なる。同時接続率が10%、各ユーザー領域が1GB、300ID契約の場合で、1ユーザー当たり1980円程度とのこと。