キューサイの「100歳まで楽しく歩こう課」はこのほど、抗酸化成分の多い食材「ケール」についての情報を公開した。

抗酸化成分の多い食材 「ケール」を使用した食品を多く取り入れよう(※イメージ)

夏は一年の中でも紫外線の量が多い季節でもある。紫外線を浴びると、体内に「活性酸素」が過剰に生成され、肌の老化の原因ともなる。同社によると、知らず知らずのうちに紫外線を浴びてしまう時期は、「抗酸化力」のある食材を上手に取り入れることが大切とのこと。

抗酸化力が高い代表的な成分としては、ポリフェノール類の他に、ビタミンC、ビタミンA(β‐カロテン)、ビタミンEなどのビタミン類が挙げられる。特に野菜の中でポリフェノール量が高いのは「ケール」。ビタミンA(β‐カロテン)はトマトの約5倍、ビタミンCはホウレンソウの約2倍、ビタミンEはキャベツの約24倍含まれているという(※)。

ポリフェノール総量

ケールの歴史は古く、紀元前にはすでにギリシャで栽培されていたと考えられている。今でもヨーロッパでは日常的な食材として親しまれており、スーパーフード先進国のアメリカでもケール市場が伸びているという。近年、日本でもスーパーフードブームに伴い、特に美容意識の高い女性の間でケールへの注目度が高まっているとのこと。

ケールは、キャベツのように結球(葉をまるめる)をせずに大きな葉を花びらのように広げて育つ。一枚一枚の葉に日光のエネルギーをたっぷり浴びることができるため、葉の大きさは大きなもので一枚約50cmになるとのこと。葉のみを刈り取り収穫しても、次から次へ新しい葉が育つほど生命力も高い野菜だという。

※文部科学省.食品成分データベースより