SAPジャパンは8月5日、中小企業向けに提供するERP(Enterprise Resource Planning)パッケージの最新版である「SAP Business One 9.2」および「SAP Business One, version for SAP HANA 9.2」を提供開始することを発表した。

最新版のSAP Business Oneの主な特徴として、新規の「プロジェクト管理」モジュールが導入され、プロジェクトの進捗管理ができるようになった。マーケティング伝票と製造指図にリンクすることにより、計画値と実績の比較ができる。

また、生産管理に標準原価設定機能を追加し、複数階層で部品構成表のコスト計算が可能となったほか、Windowsクライアントのほかにブラウザアクセスが可能になった。

一方、SAP Business One, version for SAP HANA 9.2ではKPIが拡張され、高速インメモリデータベースSAP HANAを基盤としたパーベシブダッシュボード上で、 CRMモジュールが追加された。

さらに、インテリジェント予測として、季節要因やトレンドに合わせた需要予測が最適な予測アルゴリズムにより計算され、予測シナリオの調整および、シナリオはMRPで使用することが可能となっている。